ハムスターは知っての通り、私達に比べるとその生涯はとっても短く、一緒にいられる時間は限られています。
そのため、あっという間に老化を感じるようになることも。ここではハムスターは一般的にどのくらいの寿命があるのか、老化はいつ頃始まるのか、老化で見られる体の変化や、飼い主さんがハムスターのためにできることをご紹介いたします。
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ハムスターの一般的な寿命と老化が始まる時期について
ハムスターの寿命は長いとは言えず、大きなハムスターを除いて、一般のハムスターだと寿命は2年程度、長生きをしたとしても3年が限界と言えるでしょう。
大半のハムスターは2年を過ぎるとお別れが近づいてきていると考えなくてはいけません
そしてハムスターにも人間と同じように、老化が始まります。病気で急に最後を迎えるハムスターもいますが、大体のハムスターが年齢とともに老化が始まり、徐々においていきます。
ハムスターの老化が始まると見られる体の変化
今とっても元気なハムスター、小さなハムスターでも体の変化、老化をうかがい知ることができるのか不安に感じてしまいます。
ですが、毎日ハムスターと接している飼い主さんなら、小さな変化でもすぐに気がつくことができるはずです。
日常の変化
段々と巣箱から出てくる事が少なくなります。夜も動き回る音や回し車を回す音が聞こえなくなり、今までより元気がなく感じることでしょう。餌も今までは一日食べる分を与えている方は、朝になると餌がすべてなくなっていたと思いますが、餌が残る日々が少しずつ多くなり、食欲の現象にも気が付きます。
体の変化
老化を感じ巣箱から出る回数が少なくなっても、餌を食べに水を飲みにとハムスターの姿を見る機会はあります。その時がハムスターの変化をしっかりとチェックする機会です。
- 老化が進むと歩く姿にも力強さがなくなり、ときには足元がおぼつかないことも。
- また背骨がしっかりと見えるうようになり、曲がりが気になり始めます。
- その他には毛づくろいが徐々にできなくなっていき、毛ヅヤも悪くなっていきます。
ハムスターの老化に伴い病気にかかる場合もある
日々少しずつ年老いていき老化していくハムスターですが、やはり身体機能の低下によって病気になってしまうこともあります。
ハムスターの体調の悪さは目にも出やすく、目やにが出ていたり目が開きにくく腫れる事もあります
一緒に過ごしてきた家族ともいえるハムスターの体調の悪さが、表に出てきたことによって、病院に連れて行くかたが多いと思いますが、病院に連れて行くと見えていた部分だけでなく、内面の病気が見つかることも少なくありません。
ですが小さなハムスターに手術をすることは難しく、病気が見つかっても小動物専門の動物病院でなければ、何もすることができない場合もあります。
ハムスターに老化が始まったと感じたら過ごしやすい環境を作ってあげよう
老化によって目が見えにくくなってしまったり、ヨロヨロと歩きにくくなってしまったハムスターは、残念ですが元のように回し車などで元気に運動することは難しいでしょう。
給水器
上手に使えなくなった場合、ボールのついていない給水器を使用する、給水器の場所を低くして、水を飲みやすくする工夫を行いましょう。
餌箱
食べやすい平皿などに変える、餌自体が固く食べられないと感じる場合は、ペレットをふやかして柔らかくするなど、年老いたハムスターでも食べられるよう、栄養を十分に取れるようにしてあげましょう。
ハムスターを少しでも長生きさせるためにできること
家族の一員となったハムスター、短命だとわかっていても少しでも長生きをしてもらいたいと、飼い主さん皆さんが思うはずです。
ではどうしたら良いのか?どうすれば少しでも長く一緒に入れるのか気になります。
ハムスターの健康を維持する方法はほぼ人と変わりません
暴飲暴食を防ぐ、適度な運動を行う、清潔な生活環境を維持する、またストレスをためないことも重要なポイントです。
果物や野菜のあげ過ぎはお腹を壊してしまったり、また巣箱に持ち込んで腐敗してしまうと、衛生面でもよくありません。おやつや野菜類は今食べる分だけ、お楽しみとしてあげるようにしましょう。
ケージの中を清潔のすることは病気を防ぐことにもつながります
毎日ケージを洗って床材すべてを取り替えるなどの、行き過ぎた掃除は必要ありませんが、糞や尿で汚れた部分は毎日取り除く、餌や水の食べ残し飲み残しは捨てて、毎日新しいものに。週に一度、月に数回はケージ内を掃除するようにしましょう。