ハムスターの歯を自分でカットは危険!危険な理由と対処方法

ハムスターの歯が伸びているように感じることはありませんか。歯が伸びすぎると不正咬合となり、上手に餌を食べることもできなくなってしまいます。

そこで歯のカットが必要となりますが、それは自分でカットすることも可能なのか?気になるところですよね。

そこでここではハムスターの歯の仕組みについて、歯のカットや不正咬合についてご紹介をいたします。

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ハムスターの歯は本当にカットが必要?ハムスターの歯について

伸び続ける歯

ハムスターは歯が伸び続ける動物です。ですが硬い餌を食べ、上と下の歯が丁度よくぶつかることによって、自然と歯が削れて丁度よい長さを保ちます。

歯の色

ハムスターを初めて飼育し、歯を見た方はその色にも驚くかもしれません。

もしかして家の子の歯の色は変なのでは?と思う方も中にはいるのではないでしょうか。

ハムスターの歯の色はもともと黄色味が強く、人の歯と比べると随分と黄色く感じられます。歯の異常ではないので安心してください。

歯の数

ハムスターの口を見ると前歯が上下2本ずつしかないように見えますが、大臼歯が6本ずつあり、合計は16本となります。長くなりすぎることが心配されるのは前歯の部分となります。

ハムスターの歯にカットが必要な場合の伸び過ぎの目安

ハムスターの歯は生きている限り伸び続けますが、上記したようにハムスター本来の食事、生活をしていれば伸びすぎることはありません。

もともとハムスターの歯は人の歯と違い、長さがあります。飼い主のかたが長い?と不安になっても、正常の範囲内かもしれません。

そこでどのようになったらカットが必要とするのか、その目安についてご紹介をしていきます。

左右の歯の長さが変わってきてはいないかチェックをしましょう

僅かな差なら様子を見ても大丈夫ですが、明らかに違っている場合は、病院に相談をしてください。

次に歯の隙間を見てください

不正咬合になり歯が伸びすぎると、歯がくるりと丸まるように伸びていきます。そのためだんだんと左右の歯に隙間が生じて、見た目にもわかるようになります。

下の歯はもともと上の歯の長さの倍以上、3~4倍ほど長くても異常ではありません。歯の状態をチェックして、伸び過ぎを確認しましょう。

ハムスターの歯にカットが必要なときは動物病院に相談

ハムスターの歯が伸びすぎていたら、自分でカットをしても良いのか?というと、答えはNO。絶対にやめましょう。ハムスターの歯を爪のように気軽にニッパーでカットをしてはいけません。

ハムスターの歯にも人間と同じように神経があります

その位置を判断してカットをしなくては行けないので、素人が簡単に行って良いものではないということを頭に入れておいてください。

さらにハムスターがおとなしくしているかと言うと、そうではありません。

もともと臆病な性格のハムスターは、嫌がり暴れることが予想されます。それを抑えつけることもストレスとなり、また動くことで歯以外の場所を傷つけてしまうという危険性があること、またニッパーでカットした歯が、口の中に入ってしまうことも予想されます。小さな口の中に入ってしまった歯は取り出すことが難しく、誤飲をしてしまう危険性もあります。

ハムスターの歯が明らかに伸びていると感じたら動物病院へ行って、治療をしてもらってください。

ハムスターの歯の伸び過ぎを防ぐ為に適している餌

ハムスターは野菜や果物が大好き、またペットショップなどにはグミのような、ハムスター用のおやつも販売されています。

ハムスターにあげると喜ぶことや、飼い始めの頃はなついてもらいたいために、このようなおやつを与えがちですが、柔らかいものを食べすぎると、歯が上手く削れず歯が伸びる原因となってしまいます。

おやつはお楽しみとして適量をあげること、普段の餌はハムスター用のペレットを与えるようにしましょう

ペレットは適度な硬さがあり、野生のハムスター同様に、歯の伸び過ぎを防いでくれ、また栄養面でも偏りがないように作られています。

ハムスターに適した餌をあげて、健康に配慮してください。

ハムスターの不正咬合を招く危険な行為について

ハムスターの中には生まれつき不正咬合で、噛み合わせが上手くいっていない子もいます。

ケージなどの硬い鉄をかじり不正咬合になってしまう場合も少なくはありません

ではなぜ硬いケージを齧ってしまうのでしょうか。それは何かを齧りたいという欲求よりも、ストレスを溜めてケージを齧ってしまう事が多いと考えられます。

ケージからでて散歩をしたい、ケージの中に不満があるなど、ハムスターもストレスの原因となるものが存在します。

まずはハムスターの行動をよく観察をして不満の原因を知って取り除いてあげること、それが無理な場合は金網のケージを変えて、金網ではないケージを用意しましょう。

ケージは衣装ケースや水槽を利用することもできます。代用品を使用する場合には、空気孔を作ること、そして脱出できない工夫をすることを忘れずに。

ハムスターの噛み合わせが上手くいかないと、伸びすぎて食事ができなくなったり、ときには皮膚に突き刺さることもあります。定期的に体の様子だけではなく、少しでも長く健康なハムスターと一緒にいられるように、お口の中の様子も確認してあげてください。