一人暮らしでペットを飼育してみたいと思っても、お世話が大変だったり、一緒にいる時間が少ないと敬遠しがちで、簡単には手が出せないもの。
それでも同じ空間にいるだけで心の拠り所となり、可愛さに癒やされるのがペットの魅力でもあります。
そんな時におすすめなのが「ハムスター」なのです。一人暮らしで飼育できる人の条件とお世話のコツを紹介します。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
ハムスターがケージをかじる原因を推察して対策を施しましょう。
ハムスターがケージをかじる原因は「飼育ケース内の環境に不満がある。外に出たがっている。おやつを要求し...
ハムスターの散歩時間は30分を目安にして自分で決めさせます。
ハムスターに散歩をさせるといってもどのくらいの時間させたらよいのか悩む場合があるでしょう。ハムスター...
ハムスターが巣箱に餌を溜め込むのが心配?溜め込む理由と対処法
ハムスターを飼い始めて慣れてくると、ケージのお掃除もできるようになります。そしてかわいいハムスターの...
ハムスターの脱毛を見逃さないで。背中に表れた時の原因について
ペットを飼っているとかわいいだけではありません。命ある以上、体調を崩すことや異変が見られることも...
スポンサーリンク
一人暮らしでハムスターを飼育する時はまずは大家さんに許可をもらうこと
ハムスターは室内で飼育し、更に鳴き声も小さいため、ペット可の賃貸ではなくても飼育できる可能性はありますが、まずはきちんと大家さんに許可を得るようにしてください。
許可がないとトラブルが起きた時に困るのは自分
ハムスターは体は小さいですが、人間とは違う生き物ですので、多少ニオイが出ます。
飼い主さんが清潔にお手入れをしないと、部屋の壁紙などにニオイが染み付いてしまうことがあります。
また、コミニュケーションを兼ねて部屋に放し飼いにしたすきに、柱をかじってしまったり、傷をつけてしまったりと想定外のことが起こるかもしれません。
そういったトラブルを引き起こさないようにしっかり対策をすることを説明して、大家さんに許可をもらってから飼育するようにしましょう。
許可を得ない中でトラブルが起きてしまった時は、契約違反で咎められたり部屋から出るように支持されてしまうかもしれません。
不安の芽は先に摘み取っておきましょう。
部屋に出す時は、窓やドアを締めて外への出入り口を確実に塞ぐよう注意して下さい。一度外の世界へ出てしまったペットのハムスターは戻って来れないと考えていたほうが良いでしょう。
一人暮らしでハムスターの飼育ができる人の条件
ハムスターはお散歩も不要で、過度なコミニュケーションも必要ないため、忙しい一人暮らしの人でも飼える生き物ですが、最低限のお世話はもちろん必要になります。
毎日お世話の時間を確保すること
毎日のご飯とお水の交換、飼育スペースの掃除は欠かせません。また、お世話と併せて健康チェックをすることも飼い主としての仕事の一つです。
そう手間がかかることではありませんが、夕方以降にはこのようなちょっとしたお世話が必要になります。
ハムスターは手がかからないペットと言われていますが、全くの放置では飼育できませんので覚悟をもって迎え入れるようにして下さい。
一人暮らしでハムスターを飼育するなら温度管理は徹底しなければいけない
ハムスターは敏感でデリケートな面を持っています。
一人暮らしの部屋は、静かでハムスターにとっては過ごしやすい環境と言えますが、温度管理はしっかりとしなくてはいけません。
ハムスターは20℃前後を維持できる環境で飼育する
ハムスターは体が小さい分温度もダイレクトに影響を受けやすいです。
印象としては寒がりで暑がりといったところでしょうか、人間でも暑くもなく寒くもない位の温度が、ハムスターにとっても過ごしやすい環境になります。
日本は四季があり日々気温や湿度が変化するため、同じ条件で毎日一定の温度や湿度を維持するというのは簡単なことではありません。
一人暮らしの場合、家を空けている時間も多いはず。季節によっては帰宅したら家の中が灼熱状態だった、または凍えそうなほど冷え込んでいるということも普通にあることなのではないでしょうか。
特に冬場は冬眠の心配があるためヒーターは使うべきかと思います。ヒーターさえ入れて保温すればハムスターの命は守れるのです。
ハムスターは急な温度変化にも弱い生き物ですので健康的に飼育するためには、飼育環境の温度を一定に保つことが理想的です。
ヒーターはハムスターが越冬するために必要な暖房器具ですが種類があるので、選択肢が広がります。
ケージ内に直接置いて使うタイプやトンネル型になっているタイプ、またはケージの下に敷き込んでホットカーペットのような役割を果たすもの、そしてさらにケージの天井部分に取り付けて上から遠赤外線でゆっくりた温める事ができるものなど、バラエティに富んでいます。
ケージ内に直接置くパットタイプのヒーターはハムスター用もありますが、サイズが一回り大きいうさぎやモルモット用のものもあります。ハムスター用はかなりコンパクトなサイズ感ですので、もしケージにスペースの余裕がある時は、ワンサイズ大きめを入れてあげると温かい部分が増えるので、寒い冬も無事に越すことができるでしょう。
ハムスターを飼育する時は寿命が短いこと覚悟して飼うこと
ハムスターと一緒にいられるのは2年くらい
ハムスターは体の大きさに関係なく大体の平均の寿命が2~3年くらいです。すでに大人になった状態のハムスターを迎えた場合にはもっと早くお別れが来てしまうかもしれませんね。
ハムスターは犬や猫の様に数十年と生きてくれず、割と早い段階でお別れが来てしまいます。
それを覚悟の上で飼育しても、実際に冷たく動かなくなってしまったハムスターを目の前にすると辛いものです。
それでも小さなペットに癒やしや元気を与えられ、楽しい時間を得ることはできるでしょう。一度飼育をしたら散歩が必要なく楽なペットだからと放置せず、健康チェックをしたり餌の種類を変えたりお水を毎日交換したりと、精一杯後悔のないように大切に育てなければなりません。
短い間しか一緒にはいられません、ハムスターとの暮らしが充実したものとなるように、愛情をもって育てていって下さい。
一人暮らしで長期間家を開ける時はハムスターを置き去りにしないこと
1泊のお留守番であれば、食べ物と新鮮なお水、温度管理をしていればお留守番することは可能です。ですが、長期間になる時は、部屋に置いたままというわけにはいきません
預かってくれる人を確保する事
ハムスターも体調を崩す時がありますが、一番困るのは飼い主が長期入院などで家を開けるようになってしまうことです。
1日2日であれば部屋の温度にさえ注意すれば家をあけることも出来ますが、それ以上の長期は無理です。
ハムスターも慣れない環境ではストレスを強く感じるため預ける時はケージごと預けるようにして下さい。
一人暮らしですと友人や知人が預かってくれれば助かりますが、そのような頼れる人がいない時のために事前に調べておきましょう。
有料にはなりますが動物病院やペットホテルでも小動物の預かりを受けてくれるところもあります。
迎え入れたときには最後まで大切に可愛いがり育てましょう。