ハムスターのトイレのしつけ方はトイレを使う環境を作ることです

ハムスターのトイレのしつけ方はおしっこの匂いのついた床材をトイレに入れるくらいで、あとはハムスターが安心して快適に過ごせる環境を作ってあげることが大切です。ハムスターはおしっこは決まった場所でする習性があります。そのためトイレを適切に設置して安心して過ごせる環境を作ってあげると、自然とトイレでおしっこをするようになります。

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ハムスターのトイレのしつけ方はハムスターが安心して過ごせる環境を作ることです。

ハムスターは本能的に決まった場所でおしっこをする生き物です。

自然界では捕食される弱い立場なので、自分の存在を天敵に気づかれないようにする習性があります。おしっこをあちこちにしていると匂いで行動範囲を知られてしまうので、決めた場所にだけするように本能に擦り込まれています。
更に、砂におしっこをする習性があるので、トイレに砂を入れて置いておくだけで自然とそこにおしっこをしてくれます。

このことからハムスターのトイレのしつけという事柄は存在しません。ハムスターが不安なく普通に過ごせる環境が整っていれば進んでトイレでおしっこをするものなのです。
我が家のゴールデンハムスターもお迎えしてしばらく…3週間はトイレを全く使ってくれませんでした。しかし、何もしなくても3週間経過した頃からトイレにおしっこをする事があり、2ヶ月経過した頃には毎回トイレでするようになりました。
ハムスターのうんちは小さくて乾燥しているので臭くはありません。うんちは決まった場所でする習性がないのでどこにでもします。

ハムスターのトイレのしつけ方その一は、トイレを適切な場所に置くことです。

トイレが飼育ケース内で適切な場所に置かれていないと、ハムスターがトイレとして認識しなかったり使いたくなくて使用しない場合があります。

トイレが適切な場所に置かれているかどうかを確認しましょう。

  • トイレはエサ入れの近くには置かない。
    トイレとエサ入れが近くても全く気にしないハムスターもいますが、気にするハムスターもいます。飼育するハムスターがどちらのタイプかは分からないのでとりあえずは離して置くようにしましょう。
  • トイレは寝床からも離れた場所に置きましょう。
    ハムスターは寝床とトイレが近いのも嫌います。トイレは匂いがして天敵に嗅ぎつかれやすい場所であり、その近くで寝ていると危険を伴う事を考えると納得がいきます。
  • トイレは飼育ケースの角に置くのがおすすめです。
    エサ入れからも寝床からも離して置くとなると、飼育ケース内の限られたスペースでは必然的に置き場所が決まってきます。トイレは角に置き、その角から離れた場所にある二つの角にエサ入れと寝床になる巣箱を置くとよいでしょう。

ハムスターのトイレのしつけ方その二は、適切なトイレを用意することです。

トイレ自体がトイレと認識できないようなものであったり、大きさがハムスターに合っていない、安心して使用できるトイレではない等が原因で使用しない場合もあります。
飼育するハムスターに合ったトイレを用意しましょう。
  • トイレには砂を入れる。
    トイレに砂が入っていないとトイレと思いません。ハムスター用のトイレ砂を利用すると臭いも抑えられて清潔に使用できます。固まる砂はハムスターが食べると体内で固まり詰まる場合があるので注意が必要です。
  • 飼育するハムスターに合った大きさのトイレにする。
    ジャンガリアンハムスターなどのドワーフハムスターとゴールデンハムスターとでは身体の大きさがかなり違うので、それぞれの身体に合った大きさのトイレを用意しましょう。
  • トイレには天井があるものがおすすめです。
    ハムスターは天敵に空から狙われることが多く、上方を常に警戒しています。おしっこをする時に天井がないと落ち着かないため、天井がないトイレは使用しない場合があります。
  • トイレにおしっこの付いた床材を入れる。
    トイレにおしっこの付いた床材を入れておくとトイレと気づく場合もあります。
  • トイレに嫌な匂いが付いていて使わない場合があります。
    ハムスターはとても嗅覚がよいので人間には分からない匂いにも反応します。
    他のハムスターが使ったトイレや、ハムスターにとって嫌な匂いの素材である等、匂いを嫌って使用しない場合もあります。
    トイレを洗う際には洗剤を使用すると匂いが残る場合があるので水洗いだけにしましょう。

ハムスターのトイレのしつけ方その三は、人や環境に慣れるのを待つことです。

ハムスターは環境に慣れて安心して過ごせるようになるまではトイレを使わないで隠れ家で排尿をする場合があります。

まだ新しい環境に不安を感じていて隠れ家を出てトイレまで行く勇気が出ないためです。

我が家でも、お迎えして直ぐにトイレを使ったハムスターもいましたが、3週間くらいしてからようやく使い始めたハムスターもいました。
ハムスターがまだ環境に慣れずにトイレを使わないと思われる場合には、環境に慣れるのを待つのが一番です。
環境に慣れると徐々に巣箱の外に興味を持ち出て歩くようになり、トイレを使うようになります。
巣箱を覗き込んだり無理に触ろうとしたりせずに、ハムスターが環境に慣れるのを気長に待ちましょう。

何をしてもハムスターがトイレを使用しない場合には諦めましょう。

トイレの容器やトイレの置き場所を適切にして、安心して過ごせる環境を作りハムスターが慣れてもトイレを使わない。
そんな場合には諦めも肝心です。
ペットとして販売されているハムスター達は長い間ペットとして飼育下で繁殖を繰り返されているので、野生の本能が薄れている個体がいます。そんな個体は防衛本能も薄れ、おしっこをどこででも気にしないでします。しかし、そんな個体は警戒心が薄く人に懐きやすくもあります。

トイレは使わなくても、その分人によく懐き愛嬌をいっぱい振りまいてくれていると考えて割り切りましょう。
トイレを使ってくれない場合には、飼育ケースを清潔に保ちつつも掃除を簡単にする方法を考えましょう。
白い色の床材を使用するとおしっこをした部分がわかるので、その部分だけ捨てれば良いので効率よく掃除をすることができます。
トイレを使わないハムスターは多くいるので、そんなハムスターの飼い主さん向けに開発された床材もあります。おしっこの臭いに高い消臭効果を発揮する床材です。

トイレを使わないのはその子の個性と考えて諦め、飼育ケースを清潔に保てる床材を選んで対応するのが得策でしょう。