ハムスターが急にケージを噛むようになると、飼い主さんとしては心配になってしまいます。
鉄のケージは固く、そのままにしてよいのか、対策を取らなくてはいけないのかも気になるところです。
ハムスターがケージを噛むのには理由が存在します。まずはその理由を知って問題解決をしてあげましょう。またケージを噛むときにやってはいけない飼い主さんの行動についてもご紹介をしています。ぜひ参考になさってください。
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まずはハムスターがケージを噛む理由について知ることが大切
ハムスターは何でも噛みたい、もちろんそんな欲求も持っています。ですがケージを噛む場合には注意が必要です。
なにかの欲求がありケージを噛んでいると考えられます
まずはハムスターの環境について見直してみましょう
寒すぎたり、暑すぎたりしてはいませんか?また湿度がこもりすぎるのも、住みよい環境とは言えません。
その他には餌が足りなかったり、水がほしいなどの要求を訴えていることもあり注意が必要です。餌箱の餌や給水器の水を確認してみましょう。
ハムスターがケージを噛むことによって起こる問題
ハムスターはもともと歯が丈夫で、硬いものを食べて過ごしていますが、ケージを噛むと歯にも問題が生じます。
不正咬合になってしまうと、前歯が上下噛み合わず、自然と歯が削れる要素を失ってしまいます
そうなると歯は伸び続けることとなり、段々と丸まりながら伸びた歯で、ときには口を閉じられなくなることも。そうなるともちろん食べることもままならなくなることでしょう。
このようになってしまうと、お医者さんに歯をカットしてもらうしかありません。またケージを噛む場合には何らかの理由が隠れているので、やはりそのままにしておくと問題が解決できず、ケージをかみ続けるだけでなく、ハムスターの体調にも関係する可能性があります。必ず問題を解決してケージの噛み癖を直してあげるようにしてください。
ハムスターがケージを噛むときはストレスの発散が必要
ケージを噛むのは何らかの理由がある場合がほとんどです。そしてやめさせるには、その理由を知って問題解決をしてあげなくてはいけません。
ちなみにハムスターはいつも寝ているイメージがありますが、夜になるとたくさん動き回り、もともと運動量の多い動物です。ケージが狭いと運動がしにくくなり、その事もストレスの原因となることもあります。
ハムスターの体に合わせたケージの大きさ、少し狭く感じるようならケージを大きくして運動をしやすくしてあげましょう
その他には飼い主さんにかまってほしいときにケージを噛んたり、外に出してほしいなどの欲求をケージを噛むことによって表すことも少なくありません。
どのようなことにストレスを感じているのか、欲求を読み取ってあげることも必要です。
ハムスターがケージを噛むときにやってはいけない事
ハムスターがケージを噛むとき、しつけとして叱ったりする方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれはやってはいけない対処方法の一つです。
ハムスターは捕食される側の動物なので、とっても神経質でストレスに弱く、今までお世話をし信頼関係を築き上げていた飼い主さんであっても、怖い恐ろしいと感じるとすぐに心を閉ざし、大きなストレスを感じてしまいます。
ハムスターを甘やかし欲求をすべて聞くことも良い改善策ではありません
ケージを齧ることによって欲求を解消しようとしている場合、すぐに飼い主さんがその欲求を満たしてしまうと、齧ることによって自分の欲求が叶うと勘違いをしてしまいます。
ケージから出してほしい、おやつをほしいなどを理由にケージを齧る場合は、時間を決めてその時間以外は欲求には応じないこと。甘やかさない事も大切です。
ハムスターがケージを噛む場合はケージを変えることも考えてみよう
ストレスになるような事柄を改善しても、ケージを噛むことをやめない場合、そのままにしておくとハムスターの歯に影響がでるかもしれません。
ケージを噛むことが習慣になっていたり、くせになっていると感じたら、ケージを変えることも考えてみてください。
ハムスターのケージは金網ではなく、プラスチックでできているものもあります。金網がついていなければ、噛むことができないので問題解決ができます。
その場合何かを噛みたいという欲求があるかもしれないことを考慮し、かじり木などハムスターが安心して噛めるものをケージに設置してあげましょう。