ゴールデンハムスターには散歩が不可欠で、ジャンガリアンハムスターでも60cmよりも小さい飼育ケースで飼っている場合には散歩が必要です。本来はサークルではなく部屋の中をそのまま散歩させたいところですが、どうしても危険な場所がある場合などにはサークルを作って安全を確保して散歩させましょう。サークルは手作りすると好きな大きさに作ることができ安価で用意することができます。
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ハムスターにとって散歩は身の安全を確認して安心して過ごすために必要な事です。
ハムスターにとっての散歩は人間の散歩とは違う意味合いがあります。
周囲の安全を確認して安心して過ごすために行われます。そのため、散歩をしたがるハムスターに散歩をさせないと不安を抱えて大きなストレスとなってしまいます。
散歩をしたがる場合にはできるだけ望みとおりさせてあげましょう。
一度散歩した場所を覚えていて毎回同じ場所を散歩したがります。また、基本的に散歩は毎日したがります。そのため毎日させられる範囲で散歩させる場所を決めておくことが大切です。
散歩させる場所はハムスターが隠れて見つけられなくなるような場所や、電気のコードなどかじって危険が及ぶような場所は避けましょう。
地面に転がっているものは何でもかじったり食べてしまう可能性があるので、地面に何も無い状態にしましょう。
自由に望む場所を歩かせてあげたいものですが、ハムスターの安全確保を最優先しましょう。
ダンボールでハムスターを散歩させるサークルを手作りする方法。
ダンボールはハムスターがかじって少しくらい食べてしまっても大丈夫なので安心して使用できる材料です。
自宅にあるものを利用すると買う必要もありません。
ハムスターがかじってもまた新しいものを作ればよいので、気軽に作って利用することができます。
切って貼るだけで簡単に作ることができます。
- 適当な大きさのダンボールを用意します。
サークルの高さはハムスターの脱走防止のために30cm以上にします。
そのためダンボールの上下の閉じる部分を除いた中間部分の高さが30cm以上あるものを使用します。
ダンボールの一辺を切り開いたものを繋いで作るので、箱になる部分の4辺がサークルの外周となります。作りたいサークルの広さに合わせてダンボールを複数を用意します。 - ダンボールの上下の閉じる部分を切り落とします。
ダンボールの上下の閉じる部分をカッターで切り落とします。折れ曲がっている部分が綺麗になくなるように太いカッターでスッパリと切り落とします。折れ曲がっている部分が残っているとハムスターがかじりやすくなり、見た目にも美しくないので綺麗に切り取りましょう。 - ダンボールの一辺を切り開きます。
上下の蓋を切り取ったダンボールは輪の状態になっています。輪の一辺を切り開いて一面の板状にします。使用する全てのダンボールを同じ様に切ります。 - ダンボールを繋ぎます。
ダンボールを繋いで大きなひとつの輪にします。繋ぐ部分はガムテープで貼ります。ガムテープにハムスターがくっつくと手足など細い部分だともげてしまう等重大な怪我に繋がる場合があるので、ダンボールにしっかりと貼り付けて粘着面が露出しないようにすることが大切です。
ガムテープの先端は剥がれやすいのでサークルの上部のハムスターが届かない場所に来るように貼りましょう。ガムテープが重なると非常に剥がれやすいので重ねて貼らない事も大切です。
使用するときは輪にして立てて使用し、ダンボールの折り目で収まりよいように畳んで収納します。
ハムスターのサークルを手作りしたら敷物も用意しましょう。
ハムスターのサークルができると行動範囲がサークル内になって安心ですが、地面がラグや絨毯などの場合はハムスターの足が引っ掛かってしまう可能性があります。
ハムスターの足や指は非常に細くて華奢なので、引っ掛かると骨折したりもげてしまう危険性があります。
シートを敷いておくとハムスターが排泄してしまった場合の部屋の汚れ防止にもなります。
シートはハムスターの指や爪が引っ掛からないような素材の物を選びましょう。
布の場合にはナイロンなどで表面がツルットしておしっこをしても浸み込みづらいものを選びましょう。
おすすめはレジャーシートです。ビニールでかさかさ音がしない、クッション性がある滑りづらい素材のレジャーシートを選びましょう。銀マットの裏側にして使用するのもおすすめです。
ハムスター専用のサークルを利用して手作りすることもできます。
ハムスター専用のサークルが販売されています。
お散歩するには狭いものが多いので、つなぎ合わせて使うことができるサークルを選び、つなぎ合わせて使います。
金網やクリアータイプのサークルは、サークルの向こう側の景色が見えるのでハムスターが行きたがりかじったりよじ登ろうとする場合があります。
その欲求が満たされないとストレスを感じ、せっかくお散歩をさせてもストレスを溜めさせる結果となってしまいます。
市販のサークルを利用する場合には次のように手を加えるとよいでしょう。
- 金網タイプのサークル
金網タイプのサークルの場合には内側に厚紙を取り付けます。金網の外側に取り付けると、金網と厚紙の間に手足を挟んで怪我をする可能性があるためです。金網の高さよりも高い厚紙を用意して隙間ができないようにセロテープで固定します。
セロテープをハムスターがかじらないようにできるだけ内側に出ないように貼り付けます。 - クリアータイプのサークル
クリアータイプのサークルの場合には目隠しのために外側に紙を貼り付けます。サークルの内側にテープが出ないように隙間なく貼り付けましょう。
ハムスターの散歩中にはおやつを与えないようにしましょう。
ハムスターを飼育ケースから出している間におやつを与えると、飼育ケースから出るとおやつがもらえると学習してしまう場合があります。
そうなるとおやつを食べたがって外へ出たがるようになります。
ハムスターが頻繁に外へ出たがるようになると、その要求に応えてあげられないとハムスターはストレスを感じてしまいます。