ハムスターが巣箱に餌を溜め込むのが心配?溜め込む理由と対処法

ハムスターを飼い始めて慣れてくると、ケージのお掃除もできるようになります。そしてかわいいハムスターの意外な行動に驚くことでしょう。

その行動とは巣箱に餌を大量に溜め込む事。毎日完食していると思っていた餌は巣箱に!
色々と心配になりますよね。そこでハムスターの溜め込み行動について、理由や対処方法をまとめてみました。参考になさってください。

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ハムスターが餌を溜め込むのは本来の習性が関係しています

掃除をしていると巣箱からたくさんの餌を発見したら驚いてしまいますよね。どうして餌を保管しているのか?ちゃんと食べていないのでは?餌が古くなっているかも?と心配なことが頭に次々に浮かんでくることでしょう。

しかし心配はいりません。

ハムスターが餌を溜め込むのは習性

ハムスターは本来、穴をほって巣穴で生活をしています。そして日中は外に出ず寝て過ごし、夜になるとやっと活動を始め短時間だけ巣穴から出てくる生活を行っています。

これはハムスターが捕食される側の動物だからこその行動。野生で生き延びるためには短時間のみ巣穴から出て餌を探し、頬袋いっぱいに詰めて巣穴に戻り、餌を貯蔵するのです。

この習性はペットとして飼育されている今も変わりはありません。そのため餌箱から餌を運び巣穴に溜め込むのは仕方のないことだと言えます。

お母さんハムスターなら子供のためにさらに大量の餌を溜め込む

普段から餌を溜め込むハムスターですが、お母さんハムスターになるとさらに巣箱に餌を溜め込みます。

育児をしている最中に、餌を探しに行き襲われてしまうと、お母さんハムスターだけではなく、子どもたちも生きていくことができません。

お母さんハムスターは自分の分と子供の分を合わせて餌を溜め込みます

その量は自分の体の10倍とも言われ、大量の餌を貯蔵して育児に備えるようです。

お家のハムスターが、通常よりもたくさんの量の餌を溜め込んでいるのなら、もしかすると育児の準備を始めているのかもしれません。注意深く観察をしてみましょう。もちろんハムスターのストレスにならないように、さり気なくです。

ハムスターが餌を溜め込むときにしてはいけない行動

上記したようにハムスターがお母さんになると、育児のために大量の餌を溜め込みますが、それ以外にも通常よりも餌を溜め込んでしまうことがあります。

飼育している飼い主さんに関係していることも

ではなぜ大量に餌を溜め込むのか?気になる理由は餌のあげ方です。溜め込みを知ってしまうと飼い主さんによっては餌のあげ過ぎを心配して、溜め込んだ餌が少なくなるまで餌を控える方がいらっしゃいます。

ですが餌がもらえない日があると、ハムスターは心配になりさらに餌を溜め込もうとします。

これではハムスターの溜め込みの対策としては逆効果。溜め込みを心配するなら、きちんと毎日適量の餌をあげるようにしましょう。

また溜め込んだ餌をすべて捨ててしまうのも、ハムスターは不安を感じてしまいます。適度な掃除は問題ありませんが、頻繁に掃除をしてハムスターが溜め込んだ餌をすべて捨ててしまうのはやめましょう。

ハムスターが腐るような餌を溜め込む場合について

ハムスターは野菜もよく食べます。ハムスターの食べっぷりを見ると、嬉しくなりついつい与えすぎてしまうことも。

ですがハムスターは上記したように、餌を溜め込む動物です。

餌箱などに野菜を補充するのはNG

自分の巣箱に持ち帰りストックするのは目に見えています。

そして水分の多い野菜は、ペレットなどに比べると格段に傷みやすく巣箱が不衛生になることが考えられます。

その他には水分の多い食事はお腹を壊す原因にも。野菜をハムスターに食べさせる場合は飼い主さんの手から与えるなど、巣箱に持ち込まない工夫をすることをおすすめします。

もし巣箱に持ち込むようなことがあれば、腐るような餌だけは巣箱から取り除いてあげましょう。

ハムスターの餌のあげ方やあげてはいけない食べ物

ハムスターの餌は溜め込みなどに関係なく一定量与えるようにしましょう。餌の分量の目安はハムスターの体重の10~15%の範囲内が適量です。

毎日きちんと餌を上げることで、「餌がない」というハムスターの不安をすることができます。

ハムスターは食事に危険を感じることがありません

直感で食べてはいけないものだと知ることができないのです。そのため飼育している方が、ハムスターが食べてはいけないものを把握し、コントロールしてあげることが大切です。

あげてはいけない食べ物

刺激が強い野菜類、唐辛子やにんにく、ニラ、ネギ類など。みょうがなどの香味野菜もハムスターにはあげることができません。またじゃがいもやれんこん、山芋やごぼうなどもNGです。特にイモ類やユリ科の植物には注意をしましょう。ハムスターに餌として上げる前にはどんな食べ物でも一度確認をしてからあげてください。

その他にはハムスターが食べられるものでも、人が食べ唾液がついたものはハムスターにとっては体に害があるため、食べさせてはいけません。注意をしてください。

あげかたに注意が必要な食べ物

ひまわりの種

ひまわりの種はハムスターにとって好物ですが、油分が多く含まれるため高カロリーで、食べ過ぎるとハムスターが肥満になってしまう恐れがあります。ミックスフードにひまわりの餌が入っている場合は、ひまわりの種だけを食べペレットを残してしまう場合も。

そのようなときはミックスフードからひまわりの種を取り除き、おやつとして与えるようにしましょう。

果物

果物も野菜と同じく水分が多い食べ物です。また甘みもあるので糖分のとりすぎになる場合もあり、ひまわりの種同様に摂取量に注意が必要です。お楽しみ程度に少しだけ与えるようにしてください。

ハムスターの食事や溜め込みについてお話をしてきましたが、ハムスターは過敏な動物です。

そして環境が変わることを嫌がります。掃除も衛生上必要ですが、月に数回程度にし腐るような食べ物は与えないようにして対処をしていきましょう。また巣箱が広くなることで飼い主さんの不安が解消される場合もあります。ハムスターが嫌がらなければ、今よりも広い巣箱に買えてあげてはいかがでしょうか。