ハムスターの爪はカットしなくて大丈夫?伸びすぎた爪について

ハムスターの爪は犬の爪のように、定期的にカットが必要なのか、お家で飼育している方は気になる点ではありませんか。

注意をしてみてみると、伸びているような気がする場合もあることでしょう。

ですが基本的には飼い主さんがハムスターの爪をカットする必要はありません。ではなぜカットする必要がないのか、伸びすぎた爪とはどのような状態なのか、対処方法と一緒にご紹介をしていきます。

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ハムスターの爪は自分でカットしなくても大丈夫

ハムスターの爪をカットしたほうが良いのか、ワンちゃんを飼っていたことがある方や自分自身の事を考えると、定期的にカットすることが必要、当たり前だと感じます。

しかしハムスターの爪は別です。

基本私達がカットする必要がありません

なぜならハムスターが日頃、ケージ内を動き回ることで自然と爪が削れていき、程よい長さを保つことができるからです。

ご存知かと思いますがハムスターの歯と一緒です。ハムスターの歯も一生涯伸び続ける特徴を持っていますが、大抵の場合は飼い主さんがカットする必要がなく、自然と餌を食べていたり、木を齧ったりすることによってすり減っていきます。

まさにハムスターの爪も同じで、ハムスターが普通に暮らす環境が整っていれば、自然と削れていき、カットをする必要がないのです。

ハムスターの爪が伸びすぎだと感じる長さについて

ハムスターの爪は歯同様に自然と削れていくものだと紹介をしましたが、何らかの理由によって伸びすぎてしまう場合も存在します。

ではどのくらいになったら伸びすぎと判断できるのでしょうか。

爪の長さよりも形状に注目をしてみてください

爪は伸びすぎると、段々と内側に曲がる性質があります。伸びれば伸びるほどコイルのような形になっていきます。

ハムスターの爪が伸びすぎているように感じても、真っ直ぐなうちはまだ正常の範囲内です。自らの運動などによって、それ以上に伸びることを防ぐことができます。

ですが爪が丸まってきたら、もう伸びすぎだと判断しなくてはいけません。爪が伸びすぎて丸まりをみせ、かぎ針のような形を形成してきたら、小動物を扱ってくれる動物病院へ連れていき爪のカットをお願いしてください。

長いままにしておくと、ハムスターが自分自身を傷つけてしまうこともあります。爪は定期的に確認をし、伸びすぎていないか確認をしましょう。

ハムスターの爪を飼い主さんがカットしてはいけない理由

どうしてハムスターの爪のカットは病院へいかなくてはいけないのか、爪なら飼い主さん自身が行っても良いのでは?と思いませんか。

そこでここでは、ハムスターの爪のカットを飼い主さんがなぜ行ってはいけないのか、その理由についてご紹介をいたします。

ハムスターの爪には血管があるから

ハムスターの爪は私達の爪と違い、白いところならカットしても安全かと言うと、そうではありません。長く伸びた白い部分でも血管があるので、十分に注意をしなくては間違って傷つけてしまう恐れがあります。傷をつけてしまうと血が流れ止血が必要となりますし、もちろん痛みも伴います。

小さな爪をカットするのは難しい

ハムスターは全体を見ても小さな動物。その足といえばさらに小さく、そこに生えている爪は本当に小さなものです。

その小さな爪を一本ずつカットするのは至難のわざ、家にある爪切りなどではカットできません。その上嫌がり暴れることを予想すると、爪以外の場所を傷つけてしまう可能性も少なくないでしょう。

ハムスターが懐かなくなる危険性

爪をカットする場合、暴れると他の場所を傷つけてしまう恐れがあることから、しっかりとハムスターを固定しなくてはならず、自ずとその手にも力が入ります。ハムスターは臆病な性格ですから、いつもとは違う飼い主さんの気持ちを察知し、さらに怯えることは間違いありません。そして嫌がり暴れる事が想像できます。

なんとか無事に爪を切り終えたとしても、その恐怖は忘れることなく、ときには今まで築き上げてきた飼い主さんとの信頼関係を壊してしまうかもしれません。

ハムスターの爪が伸びるのを予防する方法

最初にもお話をしたように、ハムスターの爪は飼い主さんがカットせずとも、自然と削れていき長さを保つのが一般的です。

なぜ爪が一定の長さを保てるのか、やはりそれはハムスターの運動量に関係する

よく走り回るハムスターは自然と爪が削れ、伸び過ぎを予防することができると考えられます。そこでケージの中の環境が重要となるのです。

回し車を設置したり、ケージ内を動き周りやすいようにレイアウトを考えたり運動ができるように配慮をしましょう。

また床材やハムスターの爪が接する場所にも注意をしてみてください。床材が紙の場合は、ハムスターの目などを傷つける危険性が少なく、安全性が高いと感じますが、柔らかな足元はその分、爪を削る機会が少なくなると考えられます。

またトイレや砂風呂なども、ハムスターが爪を削ることに役立ちます。

爪とぎとしてヤスリなどを設置する必要は全くありませんが、ケージの中では運動がしやすい環境を、なるべく爪が自然と削れるよう、床材や砂なども上手に活用すると良いでしょう。

同じ環境で育てていてもハムスターの爪には個体差が生じる

爪の伸び方は同じ環境下にいても、差が生じる場合があります。

例えば年齢。ハムスターの一生は人に比べるととても短く、老いもすぐにやってきます。年を重ねるによって、ハムスターの運動量は落ち爪が削れる場面も少なくなり、必然的に爪の伸び過ぎが生じてしまいます。

またその他には個体によっても爪の伸び具合が違い、どうしても爪が伸びすぎになってしまう個体も中にはいます。

ハムスターの健康をチェックするのは、飼い主さんの大事な仕事です。お世話をするときや一緒に触れ合うときには、爪やその他の場所をさり気なく確認し、ハムスターに異変を見逃さないでください。

もし爪が長くなり、丸まりを感じたら無理をせずに獣医さんにみてもらい、カットしてもらってください。