ハムスターに散歩をさせるといってもどのくらいの時間させたらよいのか悩む場合があるでしょう。ハムスターの散歩時間は30分程度を目安にします。ハムスターが自分で飼育ケースに出入りできるようにして散歩させると、ハムスターが自分で好きなだけ散歩して満足したら戻ります。
飼育ケースはハムスターにとっては落ち着ける我が家なので、大体30分程散歩すると自分で戻っているものです。
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ハムスターの散歩時間は30分程度を目安にするとよいでしょう。
ハムスターにとっての散歩は楽しみというよりも周囲の安全確認の意味合いが強いので、それ程長い時間は必要ではありません。
ハムスターは捕食される弱い立場の生き物なので周囲の環境に常に注意を払っています。飼育ケースの外も安全に過ごせる場所であるかどうかを確認することによって、安心して過ごせるのです。
そのため安全確認を終えたら、最も安心できる自分の家に帰りたくなります。
ハムスターはあまり長い時間家を出て散歩をしていると緊張状態が続き疲れてしまいます。
いつまでも散歩をしている場合には家に戻る方法が分からずにオロオロしているか、飼育ケースにまだ慣れていない、飼育ケース内の環境が気に入っていない場合があります。長い時間散歩しても飼育ケースに戻りたがらない場合には飼育ケースの環境が安心して暮らせるようになっているかどうか見直してみましょう。
ハムスターが自分で出入りできるようにして散歩時間を自分で決めさせる。
ハムスターに散歩をさせる時間に悩まずに済む方法は、ハムスターが自分で時間を決められるようにする事です。
ハムスターが飼育ケースから自分で出て入れるようにしておくと、散歩をしたかったら出てきて、満足したら入ります。
- 散歩させる場所に飼育ケースを置く。
まずは飼育ケースを散歩させる場所に置きます。特に高い場所に飼育ケースを置いている場合にはそのまま手に乗せて出し入れすると落下の危険性があるので、安全のためにも飼育ケースは床に下ろした方がよいでしょう。 - 外に出られるようにトンネルを設置します。
ドアを開け、外に出られるように飼育ケース内から外に通じるトンネルの通路を設置します。ドアから直接出そうな場合にはドアの外に階段となる台やスロープを置くとよいでしょう。ハムスターは何でも齧るので齧っても大丈夫な木やダンボールなどを使用します。 - ハムスターが自分で出てきて散歩をします。
トンネルを通ってハムスターが自分で出てきて散歩し、満足したら自分で飼育ケースに戻ります。
散歩中は床などの匂いをかいでまわり、飼育ケースに戻ったりまた出てきたりと自由に活動して、大体20~30分程度で飼育ケースに戻って出てこなくなります。
そうしたらお散歩終了としてトンネルを外しドアを閉め、飼育ケースをワイヤーラックの定位置に戻します。
自分で家に戻れるようにしておくと、飼い主としても戻りたいのかどうか気持ちを読み取るのに苦心することなく安心して散歩をさせることができます。
ハムスターの散歩時間が長くなりすぎないように散歩スペースを限定する。
また、広すぎるとハムスターにとって危険が伴う場所があったり危険なものが落ちていないかなどを確認するのも手間となります。
そのため部屋が広すぎる場合は仕切りなどで散歩させるスペースを限定するとよいでしょう。
プラダンで散歩スペースを作る。
囲いで仕切るのはハムスターが行きたい場所全てに行けないのでストレスになるとも言われているので悩みましたが、どうやっても我が家の構造では仕切らないとハムスターを安全に散歩させることができません。
そこでプラダンを30cmの高さに切って布テープで繋ぎ合わせ、大きな囲いを作りました。プラダンは透けているとその向こうに行きたがるので色が付いて向こう側が見えないものを選びました。布テープの粘着面が露出しているとハムスターの手などが貼り付き危険なのでしっかりと粘着させ確認しました。
使用するプラダンの量で大きさを好きに調節できます。
折り畳んで収納する。
プラダンを貼り合わせる時に少し間を開けて貼り合わせると収納時に畳みやすくなります。畳んでもかなり大きいので、ワイヤーラックと壁の間に立てて挟むようにして収納しています。
ハムスターに散歩をさせる時間帯は夕方以降がよいでしょう。
ハムスターは夜行性で夕方頃、もしくはそれよりももっと遅い時間に行動を始めます。
基本的には昼間は寝ているので、ハムスターの生活リズムを崩さないために散歩をさせるのは夕方以降にしましょう。
ハムスターが起きていて、次のような散歩をしたそうな素振りが見られる時が散歩のさせ時です。
- ハムスターがドアの方に寄って来る。
ハムスターが起きていて、飼育ケースに近寄って声をかけるとドアに寄ってきて手をかけたりと出たがる様子を見せたら、散歩をさせるのによい時と言えるでしょう。 - ドアの前で行ったり来たりしている。
ドアの前で落ち着かない様子で行ったり来たりしている時も外に出たがっている可能性があります。散歩をさせてみましょう。
ハムスターが出たがる様子を見せない場合には無理に散歩をさせる必要はありません。
散歩をしたがらないハムスターには散歩をさせる必要はありません。
ハムスターにとっての散歩は犬の散歩とは違い、安心して過ごすための安全確認です。そのためハムスターが望んでいない場合にはさせる必要はありません。
特に、自宅に連れて来てまだ飼育ケース内での生活にも慣れていないうちは散歩させないようにしましょう。
ハムスターが散歩をしたがるのは、飼育ケース内での生活に慣れて飼育ケースの外に興味を持ち始めた時です。
飼育ケース内での生活にも慣れていないのに外に出されても、ハムスターにとっては恐怖でしかありません。慣れるのが遅くなるだけなので、出たがるようになるまでは出さないようにしましょう。
ハムスターが新しい環境に慣れるまでの期間には個体差があり、2週間~1ヶ月程度かかる場合が多いでしょう。自宅にお迎えしてから1ヶ月は飼育ケース内での生活に慣れる期間と考えて、エサと飲み水、トイレ、砂浴び用の砂のお手入れを毎日行うだけにしましょう。
手渡しでエサを受け取ってその場で隠れずに食べるようになると、外にも興味を持ち始め出たがるようになる場合があります。
そうなった時に散歩をさせてみましょう。
ジャンガリアンハムスターとゴールデンハムスターは外に興味を持ち出たがるようになる個体が多くいます。