ハムスターを飼うならなつきやすい種類を選ぶと可愛さ倍増!

ハムスターは小さくてあまり鳴かないので、犬や猫を飼えないマンションでも飼う事が可能である場合が多くあります。小さいながらもいざ飼ってみるとその存在感は大きく、飼い主を癒してくれる存在となります。見ているだけでも可愛らしく癒されるものですが、なついてくれると可愛さが倍増するのは間違いありません。なついていると世話もしやすくなります。なつきやすい種類のハムスターをご紹介します。

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ペットとして手に入りやすいハムスターは5種類です。

ハムスターの種類は20種類以上存在しますが、ペットとしてよく店頭で見られて手に入りやすいのは次の5種類です。

  1. ゴールデンハムスター
    茶色と白色の混ざった模様の個体が多く、標準的な体長は14~19cm程度で体重は90~150グラム程度です。
    性格はとても温厚で賢く大変なつきやすいです。
  2. ジャンガリアンハムスター
    おなか側は白く背中が灰色や茶色の個体が多く、標準的な体長は6~12cm程度で体重は30~50グラム程度です。
    行動派ですが賢くなつきやすいです。
  3. チャイニーズハムスター
    おなか側は白色で背中は濃い茶色の個体が多く、標準的な体長は8~12cm程度で体重は25~40グラム程度です。
    温厚ですが警戒心が強いのでなつくまでに時間がかかる傾向があります。
  4. ロボロフスキーハムスター
    おなか側は白色で背中は茶と黒が混じっている個体が多いです。標準的な体長は7~10cm程度で体重は20~30グラム程度です。
    人になつきづらくトイレも学習しない個体が殆どです。
  5. キャンベルハムスター
    茶色や灰色で濃さも個体によって様々です。標準的な体長は6~12cm程度で体重は25~40グラム程度です。
    警戒心が強く迂闊に手を出すと噛まれる場合もあります。なつきづらく、ネズミらしいハムスターです。

最も飼いやすくなつきやすいハムスターの種類はゴールデンハムスターです。

ゴールデンハムスターはとても頭がよく性格は穏やかでとてもよく人になつきます。

学習能力も高いのでトイレもよく覚えます。
ハムスターを絵に描くと最も多く描かれるのはゴールデンハムスターでしょう。ぬいぐるみやキャラクターにはゴールデンハムスターをモデルとする場合が多く、実際にペットとして飼われるハムスターで一番多いのはゴールデンハムスターでしょう。

ペットとして人気のある5種類のハムスターの中で断然大きく、そのため丈夫で飼いやすいのも人気の一因です。

「本当は犬や猫を飼いたいけれども住居的な問題などでハムスターにする。抱いたり撫で応えのあるペットが欲しい。」という方には大きくてボリュームのあるゴールデンハムスターがおすすめです。
また、小さい子供がいる場合には小型のハムスターよりは扱い易いのでゴールデンハムスターをおすすめします。

ゴールデンハムスターよりも小さくてなつきやすい種類はジャンガリアンハムスター。

ゴールデンハムスターはちょっと大きすぎると思われる方にはジャンガリアンハムスターがおすすめです。

標準的な体重が30~50グラム程度とゴールデンハムスターの三分の一程度の重さしかありません。
感情表現が豊かで動きから今の気持ちを推測しやすいので、コミュニケーションがとりやすくよくなつきます。
小さいだけにねずみらしい雰囲気になりますが、小動物のちょこまかとした動きが好きな方にとってはたまらなく愛らしい存在となるでしょう。
身体が小さいだけに掴む時は微妙な力加減が要されます。小さな子供がいて触りたがる場合には身体が大きなゴールデンハムスターにした方がハムスターにとって安全であり、子供にとっては扱いやすいでしょう。

ハムスターを選ぶ時はなつきやすい個体を見極めましょう。

人間の性格がそれぞれ異なるように同じ種類のハムスターでも個体によって性格が異なります。

ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターでも人見知りをしたり怖がってあまりなつかない個体もいます。
ハムスターになついてもらいコミュニケーションを楽しみたい場合には、購入する時になつきやすい個体を見極めて選ぶことが重要です。
  • 手を差し出してみる。
    ハムスターの方に手を差し出してみて友好的に寄ってくる個体を選ぶとよいでしょう。逃げたり怯えたり、寄ってきても噛み付く個体は避けた方がよいでしょう。
  • じっと見つめて話しかけてみる。
    じっと見つめて話しかけてみましょう。興味があるような素振りを見せて寄って来る個体を選びます。怯えて逃げる個体はなつきづらいので避けた方がよいでしょう。

ハムスターの習性を知り愛情を持って飼育するとよりなついてくれます。

同じハムスターでも飼い方や接し方によってなつき度は違ってきます。
なついてもらうためにはハムスターがなつきたくなるような飼い方をすることが大切です。

  • 飼育環境を快適に整える。
    まずはハムスターが快適に生活できることが大切です。毎日の快適な生活があり心が安定すると人へなつく心のゆとりが生まれます。
  • お世話をする時にはやさしく声をかける。
    ハムスターは賢い生き物なのでやさしい声をかけてお世話をしていると気持ちが伝わります。
  • ゆったりとした動きで接する。
    早く動くとハムスターを驚かせて怖がらせてしまう場合があります。
  • 大きな音を立てない。
    大きな音を立てるとハムスターが怯えて警戒し、なつくどころではなくなってしまいます。動きが面白いからと大きな音や大声を出して驚かすような事は絶対にやめましょう。心が安定して落ち着いた状態だと人に友好的になりなつきやすくなります。
  • 嫌がることはしない。
    可愛いからと嫌がっているのに捕まえて撫でるようなことはしないようにしましょう。不快なことをしてばかりいると危険人物とみなされてなついてくれなくなります。

最初からとてもなついているハムスターは少ないものです。愛情を込めて優しくお世話をしているとハムスターも心を開いてなついてくれます。個体によって性格は異なりますが、その個体なりになつくものです。

生き物を飼う時にありがちな失敗が、人間本位の可愛がり方をしてしまうことです。人間とハムスターは生態が違うので、その生態をしっかりと調べてハムスターが快適になるようにお世話をしてあげることが大切です。