ハムスターがケージを齧るのはストレスから?原因と対処方法

お家のハムスターと仲良くなったのに、ある時からケージを齧るように。ケージを齧るのはストレスからと言われるだけに心配になります。

ストレスがあると感じられるときは、まずは原因を探ることが大切。原因がわかると対処方法も自然と見えてくるはずです。

ハムスターが主にストレスを感じる事柄が、おうちでも同じではないか見ていきましょう。

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ハムスターのストレスの原因は音や温度によるものが大きい

ハムスターがストレスを感じているとしたら、まずは部屋の温度や音など、ケージのある環境に注意をしてみましょう。

ハムスターは基本、人が快適と感じる温度と同じ温度なら生活が可能になりますが、お家の人が家を空けるときなど、家の中の温度が上がったり、下がったりと変化が起きる場合には、体の負担となりストレスの原因となります。

また人は少々気温が変化しても、衣類などで調節をしたり、その都度温度に対応をする手段をこうじますが、ハムスターは巣箱やおがくずを利用するくらいしか、調整する方法がありません。お家の中の温度はなるべく一定に、暑さや寒さで温度変化が激しくならないように工夫を行いましょう。

ちなみにハムスターのケージがある場所は、音が気になる場所ではありませんか。

ハムスターは捕食される側の動物そのため敵から身を守るために音に敏感

大きな音がするテレビやドアの近くはもちろんですが、小動物のケージが隣り合っていたり、換気口の近くで外の音が聞こえる場所なども、ハムスターのストレスの原因となります。そのような場所にケージがある場合は、安心して過ごせる場所にケージを移動して下さい。

縄張り意識の強いハムスターはニオイもストレスの原因に

上記したようにハムスターは外からの敵に対して敏感です。音だけでなくニオイや風に対しても注意をはらって過ごしています。

ハムスター以外の動物を飼育している場合には要注意、ニオイがストレスとなる場合が少なくありません

また同じハムスターでもケージが隣り合っていると、縄張りをあらされていると感じ、ストレスを感じることがあります。

犬や猫ではないから大丈夫。そう安易に考えずハムスターのストレスを感じられたら、小動物や同じハムスターでも、ケージを離して様子を見るようにしてください。

ニオイの他にも意外と気が付きにくいにですが、ハムスターはわずかな風も嫌がります

それもやはり自然界での生活に関連があり、風があると言うことは何かしらの変化があるということ、巣穴を天敵が攻めてくる事を予想させます。風が当たる場所、入り込む場所、また飼い主さんが遊びで息を吹きかけるような行為も、ハムスターのストレスとなるので絶対にやめましょう。

ハムスターは運動不足もストレスの原因の一つ

いつも寝ている昼間のハムスターからは想像ができませんが、ハムスターは動くことが大好きな動物です。

夜になるとケージの中を駆け回ったり、回し車を回して元気に運動をします

ですが何らかの理由によって運動ができなくなると、ストレスを抱えてしまいます。ケージのサイズが小さくハムスターが十分に駆け回ることができない場合、回し車が上手く使えない場合など、また最近お部屋の中を散歩させてあげていないときなども、運動不足が予想されます。

ケージは今のハムスターの大きさに釣り合っているか、回し車がケージのどこかにぶつかって上手く回らなくなっていないか、またそもそも回し車のサイズがハムスターに合っているかも、ケージ同様に問題となることでしょう。

運動不足も一つのチェック項目としてください。

ハムスターがストレスを受けるときにする行動

ハムスターがストレスを溜めているときのよく耳にする行動が、ケージを噛む仕草です。
いつもは巣箱にこもっているのに、飼い主さんを見つけると巣箱から出てきてケージを噛むような場合、何かのストレスを訴えている場合や、欲求を表している事が見て取れます。

またケージを齧る他にも、声をあげて不満を訴える場合や、隠れて姿を見せない、体を硬直させるなどもストレスを感じているときに見せる行動です。

自分のストレスを解消しようと砂浴びをすることもあります

ここからエスカレートしていくと、ストレスは体の変化として見受けられるようになっていきます。体に不調が出てからでは、対処がおそすぎだと感じられますので、ぜひ上記の前兆を見逃さずに対処をしてあげてください。

ハムスターのストレスを取り除いてあげることが一番重要

ストレスをそのまま放っておいてしまうと、ケージを齧ることによって歯がかけてしまったり、不正咬合になってしまったり。またケージを齧ることがない場合でも、下痢などを引き起こし、さらには病気へと発展してしまう可能性もあります。

まずストレスの原因を突き止めそれを解消することを目指しましょう

人にとっては些細な変化でも、身を潜めて自然界で暮らしている臆病なハムスターにとっては、寿命を縮めてしまうような大きなストレスに感じることもあります。

考えられるストレスの原因は一つずつ取り除いていき、よりハムスターが過ごしやすい環境を整えてあげてください。

もしすでに体調に変化が見られる場合は、小動物を診てくれる病院に相談をすることが必要です。動物全般にいえることですが、体調不良がわかるとさらに他の動物に狙われる事が予想され、体調不良をできるだけ表に出さないようにすることが多いものです。

飼い主さんが気がついたときには、症状が深刻な状態になっていることも少なくはありません。小さな変化に気がつくことが、大きな病気の予防になります。ストレスも見逃すことなく、その都度原因を見つけ出し対処をしてあげましょう。