ハムスターは一日をほぼケージの中で過ごします。そのためケージの置き場所は、ハムスターを飼育する上でとても重要です。
ケージの置き場所を間違ってしまうと、ハムスターのストレスとなってしまい、快適に過ごせなくなってしまいます。
そこでケージの置き場所はどこが良いのか?ハムスターの生態と照らし合わせながら考えていきましょう。
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ハムスターのケージの置き場所はハムスターの生態に合わせて考えよう
人が生きていくために快適な生活、環境を求めるように、ハムスターもその生態に合った環境でなければ生きていくことができません。
ケージの置き場所は、私達にとって部屋のどこに置くか、ちょっとしたことですが、ハムスターにとっては自分の環境が決まってしまう重要な事柄です。
ハムスターの生態について考えてみましょう
野生のハムスターは草原などで暮らしています
その場所は決して温暖な場所とは言えませんが、土の中に穴を掘って暮らすことによって、一定の温度の中で暮らす事ができています。
ハムスターの特徴の一つとなるのは、臆病な性格
これも自然で暮らし、生き延びるために必要なため身についているものと言えます。
なぜなら、ハムスターは動物の中では捕食される側の動物、他の動物に立ち向かうことはできません。そのため捕食する側の動物に細心の注意をはらい、日中は巣穴から出ずにじっと暮らし、夜になるとやっと巣穴から出て食料を探す生活をしています。
臆病な性格に合わせたハムスターのケージの置き場所
ハムスターの性格はとにかく臆病。ケージの置き場所もそのことに留意をして決めなくてはいけません。
大きな物音が頻繁に起こる場所は避けましょう
例えばテレビやモニターの近くに置くこと。テレビ台に余っている場所があると、ケージの置き場所としてちょうどよく感じるかもしれませんが、テレビから出る様々な音は臆病なハムスターにとって不安になる場所、気持ちが休まる暇がないと考えられます。
また突然大きな音がなる場所も好ましくありません。
電話の近くやドアの横などにケージを置くのもやめましょう。
寒さにも暑さにも弱いハムスターのケージの置き場所
土の中に穴を掘って暮らすハムスターは、一定の温度を好みます。熱すぎず寒すぎない部屋にケージの置き場所を確保しましょう。
温度の目安は人が快適に過ごせる温度と変わりがありません
夏暑く温度が上がる場合はクーラーなどで温度調整を。また冬場に部屋の温度が下がり、ストーブをつけなくてはいられない場合も調整が必要となります。
また夏暑くなる地域では、クーラーを使用して部屋の温度を調整している場合が多いと思いますが、その場合もケージの置き場所には注意をしてください。
クーラーの風が直接あたる場所は、温度が変わってしまいます
また同じように直射日光があたる場所も、部屋の温度が一定でも部分的な温度が違ってくることから、ハムスターのケージの置き場所には不向きです。
ハムスターは振動にも敏感、ケージの置き場所にも注意を
ハムスターは他の動物のわずかな行動にも反応ができるよう、音だけでなく振動にも敏感です。
ケージに振動が伝わるような場所も、ハムスターの不安の原因となるため置き場所として避ける必要があるでしょう。
振動が伝わる家電
大きな音を出すテレビやスピーカーはもちろんですが、私達が日常何気なく使用している家電にも振動が大きく伝わる物があります。
外からの振動が伝わる場所
振動は家の中だけではなく、外からも伝わってきます。窓の近くは車の振動などが伝わりやすく、また温度や騒音の面でもケージの置き場所としては不向きです。
歩く振動にも注意
お家の中を歩くとき、こちらも普段生活をしていると気に留めることは少ないですが、振動が生じます。ハムスターのケージを床に直起きすると、ハムスターは常に振動を感じることとなります。
揺れが伝わりやすい棚
ハムスターのケージを棚やテーブルに置く方がほとんどだと思います。ですがラックなど人が歩くたびに振動が伝わるような棚はケージの置き場所に向いていません。
ハムスターによっても性格に違いが、その子に合った置き場所を探そう
ハムスターのケージの置き場所、向いていない場所についてご紹介をしてきました。上記の点を総合して、温度が一定で風や日光が直接当たらない場所、そして振動や音がダイレクトに伝わらない静かな場所にケージをおいてあげるのがベストです。
一緒に過ごしていると段々とハムスターの性格を知ることができます
人の声がする騒がしい場所でも気にせずに眠れる子、寂しがり屋で飼い主さんの存在を感じていたい子もいます。
温度などが一定であれば、その子の性格を優先させてケージの置き場所を考えることも可能です。
まずは一般的なハムスターの性格や生態に合わせたケージの置き場所に、そして徐々に性格を知っていきながら、最適なケージの置き場所を考えるのも一つの方法です。