ハムスターを飼う上で忘れてはいけないのが、寒さ対策です。もちろん、住んでいる地域により条件は違いますが、冬には必要なものとして準備をしておくと安心です。
そこで、ハムスターの寒さ対策を始める目安や、寒さ対策に必要なものについてご紹介します。
寒さ対策をせずに、冬眠状態に入ってしまうのは命の危険もあり、絶対に避けたいことです。本格的な冬が来る前に対策をしておきましょう。
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ハムスターの寒さ対策は住環境に合せて始める
北海道や東北地方などの寒い地域であれば、10月の上旬くらいから準備を始めておくと安心です。
11月には、すぐに使えるように何らかの対策を考えておくことをおすすめします。
もちろん、住居環境によっても違いはあるでしょう。
住宅の気密性にもよりますし、ハムスターを飼育している部屋には、日光が差すのかどうかによっても違ってきます。
ハムスターの寒さ対策には温度計の設置が必須
飼育しているハムスターは寒さを感じると、巣箱の中に床材を集めて、温度を保とうとします。
そのような行動をする時には、寒さを感じている証拠かもしれません。
特に、1歳半を超えたハムスターは、人間で言うと老人です。寒さにも弱くなってしまうので、特に注意して下さい。
また、ハムスターのケージを置く場所は、エアコンの風が直接当たらない場所を選ぶこと、直射日光が当たる場所を避けること、テレビのすぐ近くなどのうるさい場所を避けることなども考慮して、ハムスターが過ごしやすい場所に設置しましょう。
ハムスターの寒さ対策で家にあるものでできる対策
急に気温が下がって準備が間に合わなかったという時のために、すぐにできる寒さ対策もご紹介しておきましょう。
床材を多めに敷く
野生にいるハムスターは、寒くなると巣穴の中にたくさんの葉っぱを入れるのと同様に、多めの床材を入れておきましょう。
床材を使って体全体を覆うと、保温効果があります。口元近くまで床材で覆ってしまうこともあるので、口に入ると窒息の危険があるティッシュペーパーなどは使わないようにして下さい。
ダンボールの中にケージを入れる
ケージよりも一回り大きめのダンボールに入れるのも保温効果のある方法です。ダンボールは全体を覆わずに、呼吸のために一部分は開けておくようにしましょう。
ケージが金網タイプのように通気性が良いタイプは、風通しが良い分、冬は寒く感じてしまいます。そのような時にもダンボールの保温は効果的です。
お金が掛からずにケージ内を暖かくする方法
ペットヒーターをまだ準備していなかったという場合には、次のようなアイデアもあります。
準備1.ペットボトルで簡易湯たんぽを作る
空いたペットボトルの容器にお湯を入れ、簡易湯たんぽを作ります。あまり熱すぎる温度はやけどの心配もあるので、注意して下さい。
そのお湯を入れたペットボトルをケージの中に入れておきます。
準備2.毛布でケージを覆う
そして、ケージを毛布で覆います。先程のダンボールと同じように空気の通り道は確保して下さい。毛布がない場合には、バスタオルでも代用できます。
ただし、ペットボトルの温度は徐々に下がっていってしまいますので、短時間の間でしたら保温効果がありますが、長い時間になると効果が薄くなってしまいます。
ペット用ヒーターでハムスターの寒さ対策を
冬が来る前に準備しておいて欲しいのが、やはりペット用のヒーターです。
ペットショップにはいろいろなタイプが並びますので、お店で相談してみると良いでしょう。
他にも、人間が使う使い捨てカイロをハムスターのケージでも使えるように、ハムスター用の使い捨てカイロケースというものもあります。
直接ケージに入れると大変なことになってしまうので、破られないようにケースに入れて保温します。ケースは洗うのも簡単なので、衛生的に使えます。
このケースがあれば、夏の暑い季節には、保冷剤を入れて使うこともできます。
また、他にもこたつのヒーターのような保温電球タイプもあります。電球でケージ全体を暖めます。
しかし、一番快適なのは、なんと言ってもエアコンでしょう。温度も快適な温度を保て、湿度も快適な湿度をキープできます。
やはり、電気代がネックになりますが、冬に長時間家を空けるという場合には、ヒーターや毛布だけでは気温が下がりすぎてしまうこともあります。
時に気を付けたいのが、年末年始などの長期の外出です。実家に帰省する、旅行に行くなどの場合には、室内の温度はかなり下がってしまいます。
金額も、犬や猫よりも割安なことが多いので、問い合わせてみるのも良いですね。