ゴールデンハムスターの鳴き声は小さく滅多に鳴きません

ハムスターはほとんど鳴かない動物で、ゴールデンハムスターも例外ではなくほとんど鳴きません。しかし、声を出せない訳ではなく感情がたかぶったときや驚いた時になく場合があります。鳴き声は静かにしていないと聞き取れないくらい小さい場合が多く、鳴き方は犬や猫のように「ワンワン」「ニャー」など特徴的な発音はしません。「ジッジッ、ジー」など「鳴く」というよりは「音を出す」というニュアンスに近いでしょう。

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ゴールデンハムスターの鳴き声は「ジッジッ」「ギーギー」と地味です。

ハムスターは自然界では食物連鎖の下位に位置し、捕食される弱い生き物です。そのためできるだけ存在を知られないようにする習性があります。
強い生き物は遠吠えをしたりと自分の存在を周囲に知らしめる場合がありますが、ハムスターは間違ってもそのようなことはしません。存在に気づかれる事は生命の危機に繋がるためです。
そのためゴールデンハムスターはほとんど鳴き声を出しません。出しても静かにしていないと聞き取れないほど小さい場合が多いでしょう。

そもそも鳴く生き物ではないので犬や猫のように鳴き声にバリエーションがなく、「ジッジッ」「ギーギー」「ジュージュー」など様々に表現はされても基本的には同じ音です。しかし、人や犬、猫も声色に個体差があるようにゴールデンハムスターにも個体差があって多少鳴き声が異なります。
なかにはかなり大きな声で鳴くゴールデンハムスターもいます。

ゴールデンハムスターが機嫌よく鳴き声を出すときは「ジッジッジッ」

ゴールデンハムスターを飼っているとエサやひまわりの種などのおやつをあげている時に「ジッジッジッ」と鳴く声を耳にした事がある方は多いでしょう。

エサやおやつをとても喜んで機嫌が良いとなくゴールデンハムスターは多いです。

また、エサやおやつがほしくておねだりをして鳴く場合も多くあります。
上手に飼育して良好な関係が築けていると、多く聞く事があるでしょう。

ゴールデンハムスターは頭が良くて飼い主をしっかりと覚えてくれます。飼い主がしてくれた事もよく覚えているので、驚かせたり怖がらせることなく快適な環境を提供してあげられているとよくなついてくれます。
よくなついているハムスターは機嫌が良い時やおねだりをするときによく声を出す傾向があります。

ただ、鳴き声を出すかどうかは性格にもよるので鳴かないからなついていないという訳ではありません。
愛情を持って適切に飼育できていればしっかりとなついてくれるもので、鳴かないからなついていないと思う必要はありません。

ゴールデンハムスターが驚いて鳴き声を出す時は「ジーッ」

驚いた時には「ジーッ」と大きく長く一声鳴いたり、「ジジッ」と大きく短い鳴き声を出します。

普段は鳴かないゴールデンハムスターが大きな声を発した場合には何かに驚いた可能性が高いでしょう。

非常に驚いて不本意ながら大きな声が出てしまうという状態です。
本来は存在を気づかれないように鳴かないゴールデンハムスターが大きな声を出すのはよほどのことで、このような声を出すような経験はトラウマとなる可能性が高くなります。
ゴールデンハムスターはとても頭が良く記憶力もよいので、一度ひどく驚いたり怖い思いをするとずっと覚えていてトラウマとなる場合が多いのです。
そのため間違っても、鳴き声を聞くためにわざと驚かせてるようなことはしないようにしましょう。それが原因でなつかなくなる可能性があります。

ゴールデンハムスターは温厚でなつきやすいですが臆病でもあります。驚かせたり怖がらせるような経験はできるだけさせないように気をつけましょう。

怒っている時や警戒しているときの鳴き声は「ジッジッジッ」と少し大きめです。

ゴールデンハムスターが怒っている時や警戒しているときには「ジッジッジッ」や「ジジジッ」と大きめの声で短く早いテンポで鳴きます。
しかし、鳴き声を出さないから怒ったり警戒していないという訳ではなく、怒ったり警戒しているときにこのような鳴き声を出す場合があるということです。
ゴールデンハムスターは基本的には鳴き声は出しません。野生では頻繁に鳴いていると外的に見つかり易くなってしまうためです。
それなのにこのような鳴き声を出すという事は、相当に感情がたかまっていると考えられます。感情が抑えきれずについ声が出てしまうという状態です。

声を出すほどに怒ったり警戒するような状況にゴールデンハムスターを直面させるのはできる限り避けたいことです。長く記憶に留まり人になつきづらくなってしまう可能性があります。
ゴールデンハムスターになついてもらうためには、安心して暮らせるような環境を提供してあげることを心掛けましょう。

ゴールデンハムスターを飼っていると自然と鳴いている時の気持ちが分かるようになります。

ゴールデンハムスターは鳴くと言ってもはっきりと気持ちに合わせて鳴き声が変わる事はありません。

「ジッジッ」というベースの声は同じでテンポやボリュームが変わるだけです。
それでもゴールデンハムスターの様子をよく見ていると「今どんな気持ちで鳴き声を出しているのか…またはどんな気持ちで鳴いたのか」が分かるようになります。
生き物は言葉は通じなくても様子を見ていると大体の気持ちがわかるものです。

機嫌が良くプラスの感情で鳴き声を出している時と、恐怖や警戒などの負の感情で鳴き声を出している時とは、ゴールデンハムスターを飼っている人ならば正確に判別することができるでしょう。
ご機嫌で嬉しくておさえきれずに出る鳴き声を聞く事ができると飼い主冥利に尽きるものです。
ただ、声が出やすいかどうかは個体差があるので、ご機嫌な声が聞けなくても様子を見ていると嬉しそうかどうかわかります。
よく観察してゴールデンハムスターが快適に暮らすことができるようにお世話をしてあげましょう。