ゴールデンハムスターの赤ちゃんは見守ることが大切です。

ゴールデンハムスターは2年から3年の寿命なので、赤ちゃんと言える時期は生後3週間程度まででしょう。個体差はあるものの生後3週間程度で完全に離乳して自分でエサを食べられるようになります。そのためペットショップで販売されるのは生後1ヶ月程度からで、赤ちゃんというよりは子供と呼ぶのが相応しいでしょう。飼っているゴールデンハムスターが繁殖すると赤ちゃんを見る事が可能となるのです。ゴールデンハムスターは自分で赤ちゃんを育てるので、人は見守るだけにすることが大切です。

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ゴールデンハムスターの赤ちゃんが赤ちゃんと言える時期。

ゴールデンハムスターが生後どのくらまでを赤ちゃんと呼ぶのかは決まってはいません。

人間の赤ちゃんと同じで大体ミルクを飲んでいる間は赤ちゃんと呼ばれ、自分でご飯を食べられるようになったら子どもと呼ぶ場合が多いでしょう。
ゴールデンハムスターは生後3週間程度で離乳が完了して自分でエサを食べるようになります。そのため生後3週間程度くらいまでが赤ちゃんと呼ばれる場合が多いのです。
  • 生後1週間までの間
    生まれた時は毛が生えていない状態でピンク色の皮膚が見えいている状態です。
    あまりに小さくてとても人が扱える状態ではありません。
  • 生後2週間までの間
    ピンク色の肌に毛が生え始めてきます。生後10日くらいからはおっぱいの他にエサを少しずつ食べ始めます。
  • 生後3週間に近づくと毛が生えそろい、ハムスターらしい外観になります。歩き回れるようになり、硬いエサも自分で食べられるようになってきます。
  • 生後4週間までの間
    生後3週間を経過して生後4週間までの間に毛はふさふさと厚みがつき歩き回って自分でエサを食べるようになります。

ゴールデンハムスターの赤ちゃんは親に世話を任せて手を出さないことが大切です。

ゴールデンハムスターはペットのハムスターの中ではダントツに身体が大きい種類ですが、それでも生まれたばかりの赤ちゃんは非常に小さく人間が扱えるものではありません。そのため赤ちゃんの世話は手出し無用で見守るのみとなります。
赤ちゃんに直接携わることができないので、母親が育児に専念できる環境を作ることが一番の手助けとなります。そのためには次のことに気をつけましょう。

できるだけ赤ちゃんを見ようとしない。

巣箱の中で赤ちゃんを生んだ場合には、赤ちゃんが出てくるか間違ってはみ出てきた時くらいしか赤ちゃんを見られる可能性はありません。入り口からチラリと見える場合もあるかもしれません。
そうなると見てみたいと思うのが人情ですが、覗き込んだりしないようにしましょう。
育児中のゴールデンハムスターは非常に神経質で警戒心が強くなっています。
ストレスを感じで育児放棄をしたり赤ちゃんを食べてしまうようなことになりかねません。
赤ちゃんが無事育つことを願って好奇心を抑えましょう。

赤ちゃんを触らない。

赤ちゃんを触ると赤ちゃんに人間の匂いがついてしまいます。そうなるとやはり育児放棄をしたり食べてしまう可能性があります。絶対に触らないように注意が必要です。
巣箱の中で赤ちゃんを生んだ場合は良いのですが、巣箱以外の場所や2階などで産んでしまう場合もあります。そうなると親から離れた場所に落ちてしまったりする場合があり元の場所に戻してあげたくなりますが、親に任せて手を出さないようにしましょう。
どうしてもすぐに移動させないと危険がある場合には赤ちゃんに直接触れないような方法で移動させます。
床材ごとシャベルですくったり、シリコン等の軟らかいトング、布を巻いた割り箸などで締め付けないように十分に注意して優しくつまみましょう。

ゴールデンハムスターの赤ちゃんが無事に育つためには親に栄養価の高いエサを与えましょう。

赤ちゃんを育てている間は母親のゴールデンハムスターは通常よりも多くの栄養を必要とします。

通常の2倍程度とエサを多めにあげましょう。
特にたんぱく質は重要です。たんぱく質が不足すると赤ちゃんを食べてしまう場合もあります。
通常のエサの量を増やすだけではなくたんぱく質が豊富なエサをプラスして与えましょう。
  • ミルワーム
    虫なので与える事に抵抗を感じられる方は多いようですが、ゴールデンハムスターにとっては栄養価が高く好む個体が多いです。是非とも与えてみて下さい。
  • ひまわりの種
    ひまわりの種もたんぱく質が豊富で栄養価が高く、手軽に与えることができます。
  • ペットミルク
    専用のペットミルクもおすすめです。ペレットを浸して与えると赤ちゃんのエサにもなります。
  • 鶏のささみ
    鶏のささみをお湯でゆでたものを適当な大きさに裂いて与えます。
  • ゆで卵
    白身の部分だけを適度な大きさにカットして与えます。
  • チーズ
    人間用のチーズは塩分が多いのでハムスター専用のチーズを与えましょう。
  • 煮干し
    人間用の煮干は製造過程で塩を使用しているので、ハムスター専用の煮干を与えましょう。

ゴールデンハムスターの赤ちゃんのためのエサ。

ゴールデンハムスターの赤ちゃんは生後10日程度からおっぱいの他にエサを食べられるようになってきます。

赤ちゃんに与えるエサは親と同じエサ入れに入れておくと、親が運んで与えます。

そのため人間が直接赤ちゃんに与える必要はありません。
赤ちゃんが離乳完了して自分でエサを食べるようになるまでは人間は手を出さないようにしましょう。
赤ちゃんのエサは生後10日頃から生後2週間頃までの間は次のように茹でたりペットミルクに浸して柔らかくしたエサを用意しましょう。
  • 茹でたサツマイモ
  • 茹でたカボチャ
  • 茹でたとうもろこし
  • 茹でたジャガイモ
  • 人参(生でも大丈夫です)
  • ペットミルクに浸したペレット

生後3週間を経過すると親と同じエサでよいでしょう。

ゴールデンハムスターが赤ちゃんを育てている間は飼育ケースの掃除も最小限にします。

飼育ケースを清潔に保つ事は大切ですが、赤ちゃんを育てている間は母親が安心して過ごせる事を優先します。

  • 敷材の交換はしない。
    敷材の交換をするとなると飼育ケースの中のゴールデンハムスターを移動させることになります。赤ちゃんを育てている母親にとっては大事件となるので絶対に敷材は交換しないようにしましょう。
  • トイレ砂の交換は様子を見て。
    トイレの置き場所と赤ちゃんがいる場所が近い場合にはトイレ砂の交換はしないでトイレにも触らないようにしましょう。どうしても気になる場合には砂を足してさっと混ぜる程度にします。
赤ちゃんが生まれてから歩き回って自分でエサを食べられるようになるまでは3週間程度です。赤ちゃんが成長するほどに母親が赤ちゃんを傷つけたり育児放棄による生命の危険が減少するので、できるだけ赤ちゃんが大きくなってから掃除をするようにしましょう。

赤ちゃんハムスターを親から離す時期

ゴールデンハムスターは、赤ちゃんの離乳が完了してエサのみから栄養を取るようになったらお母さんから離れても生きていくことができます。
その時期は大体は生後3週間以降となります。
離す場合は赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲まなくなったことと、自分でエサを食べている事を確認しましょう。
里子に出すなど離すべき理由が無い場合には、生後3週間を過ぎたからと慌てて離す必要はありません。
ただ、子供同士で喧嘩をするようになったり親が子をいじめるような様子が見られる場合には安全のためすぐに離しましょう。
ゴールデンハムスターは生後2ヶ月程度から繁殖が可能ですが、個体差があり生後1ヶ月程度でも繁殖してしまう場合があります。

幼いうちの繁殖は様々な危険をはらむので繁殖させる場合には生後3ヶ月以上経過してからが望ましいです。
また、近すぎる血縁での繁殖は望ましくないので繁殖しそうな気配が見受けられたら直ぐに離しましょう。
そのため、赤ちゃんが生後3週間を過ぎたらいつでも直ぐに分けられるように飼育ケースを用意しておきましょう。