ゴールデンハムスターが噛む理由を知って改善しましょう。

ゴールデンハムスターはペットのハムスターの中でも最も賢くなつきやすいと言われています。そんなゴールデンハムスターが人の手などを噛む場合には何らかの理由があります。理由を知って噛まなくなるように改善しましょう。ハムスターは臆病な生き物なのでなつきやすいゴールデンハムスターでも環境に慣れるまでは時間がかかります。焦らず気長に接することが大切です。

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ゴールデンハムスターが噛むのは驚いたり怖いと感じた時です。

賢いゴールデンハムスターでも驚いたり怖いと感じた時にとっさに人の手を噛む場合があります。

  • ゴールデンハムスターが予期できない動きで近づいた時。
    ゴールデンハムスターが予期できないような動きで近づくと驚いて噛む場合があります。早く手を動かすと手の動きが予測できずゴールデンハムスターが驚いてしまいます。後方や上部から手を近づけても驚かせてしまいます。手はゴールデンハムスターの視界に入る位置でゆっくりと動かすようにしましょう。
  • 嫌がっているのに掴もうとしたり手を近づける。
    ゴールデンハムスターが慣れていなくて嫌がっているのに掴もうとしたり手を近づけると怖がって噛む場合があります。ゴールデンハムスターは逃げる場所も無く追い詰められて最後の抵抗として噛むので思いっきり噛まれる場合が多いでしょう。
    なれていないゴールデンハムスターに強引に手を近づけるのはやめて、まずは餌を指でつまんで差し出すなど徐々に触れ合いを試みましょう。
  • 上から掴もうとする。
    ゴールデンハムスターを上から手を被せるように掴もうとすると怖がります。顔の前から両手に乗せるようにして持ちましょう。

ゴールデンハムスターが噛むのは環境に慣れていなくて不安な時です。

ゴールデンハムスターは賢くなれやすいとはいえ、本来ハムスターは臆病な生き物です。環境に慣れるまではそっとしておきましょう。

慣れるまでは最小限の世話を手早く済ませる。

自宅に迎えてから環境に慣れるまでには10日から2週間はかかるのが普通です。
まだ慣れていないのに手を近づけると不安でいっぱいのゴールデンハムスターは身を守るために手を噛む場合があります。
ゴールデンハムスターが環境に慣れるまでの間は触ろうとしないことが大切です。
新しい環境で自分の匂いが十分についていない、聞きなれない音が色々とするなど不安になる要素満載なので、慣れるまではトイレ掃除や餌と水の管理と最小限の世話を手早く済ませるだけにしましょう。

安心できる飼育環境を作る。

飼育ケース内の環境が良くないと慣れるまでにより時間がかかります。一番大切なのは安心して眠れる巣箱を用意する事です。巣箱を利用しないでトイレや砂浴び容器で寝る場合には巣箱に何らかの問題があると考えられます。

安心して眠れる場所がないと休まる時がなく精神が安定しません。広すぎる巣箱や入り口が広すぎて中が見える、入り口が人の目に付く方向を向いていてやはり巣箱の中が人から見えるような場合には中が見えないように置き方を変えたりしましょう。
巣箱に入っている時に覗き込んだり蓋を開けるなども厳禁です。安心して休めない場所と認識して使わなくなります。

ゴールデンハムスターが噛むのは餌と間違えてしまった時です。

餌と間違えて噛まれる場合もあります。ハムスターは視力はそれほど良くはありませんが匂いにはとても敏感です。視界ではなく匂いで餌を嗅ぎつけます。
ハムスターが好むような食べ物の匂いが手についていると餌と間違えて噛まれる場合があります。悪気は無いけれど餌と思っているだけに思いっきり齧られしまうでしょう。
ゴールデンハムスターに思いっきり噛まれるとかなり出血するので注意が必要です。

ゴールデンハムスターは怒って噛む場合もあります。

ゴールデンハムスターは気に入らないことをされて怒って噛む場合もあります。

  • 縄張りに不用意に入る。
    ゴールデンハムスターは大人になると縄張り意識が強くなるので縄張りに不用意に入られると怒る場合があります。特に巣箱の中に手を入れたり巣箱付近に手を近づけると怒る場合があります。信頼関係がしっかりと出来ていれば大抵は怒らなくなりますが、信頼関係が不十分であったり縄張り意識が強い場合には怒って噛む場合があります。
    環境に慣れるまでは巣箱は触らないようにしましょう。巣箱に餌を溜め込む場合があるので、慣れるまでは腐りやすい餌は与えずペレットを主としておやつにひまわりの種を手渡しで与えるとよいでしょう。
  • 不快なことをする。
    巣箱の中の掃除をしたいので取り外したりしていると怒って噛まれる事があります。寝ている時に手を近づけてもやはり怒って齧られます。
    ゴールデンハムスターにとって不快なことをできるだけしないようにしましょう。しかし、お世話をしていると仕方ない場合もあります。
    噛まれる可能性が高そうな場合には軍手をつけて防御しましょう。

ゴールデンハムスターは何かを要求して噛む場合もあります。

ゴールデンハムスターが人の手や金網などを齧る場合には何かを要求して齧る場合があります。

次のように噛むことによって要求が叶った経験をすると、噛むことによって要求が通るのだと学習して繰り返し噛むようになる場合があります。

  • 過去に手を噛んだ時にすぐに手が引っ込められたので近づいて欲しくない時には噛むとよいのだと学習する。
  • ドアを噛むと飼育ケースから出してもらえたので、飼育ケースから出たい時にはドアを噛めばよいのだと学習する。
  • 金網を噛むとおやつがもらえたのでおやつが欲しい時には金網を噛めばよいと学習する。
このように噛む事によって何らかの成功体験をすると繰り返し噛むようになる場合があります。手を噛む場合には軍手を何枚もはいていくら齧られても手が引っ込まないことを知らせる。
ドアを噛めないようにガードするなどドアが壊れないようにして、ドアを噛んでも出さないようにする。
金網が横にあるケージから水槽タイプにするなどの対策を施して、噛む事によって要求が成就しない事を教えましょう。

ゴールデンハムスターに噛まれるとかなり出血します。

ゴールデンハムスターはジャンガリアンハムスターなどの小さいドワーフハムスターよりも力が強く、思いっきり噛まれるとかなり出血します。
ハムスターは歯が長く鋭いので深く突き刺さり、傷口は小さくても出血が止まるまでに時間がかかります。

噛まれた場合には消毒をして傷口を押さえて止血しましょう。
感染症などの危険性もあるのでできるだけ噛まれないように対策を施しましょう。
自宅に迎えて慣れるまでの間は恐怖と不安から噛む場合が多くあるので、よく噛むゴールデンハムスターの世話をする際には軍手を何枚か重ねて履くと安心です。