ジャンガリアンハムスターは、小さくて可愛らしく、飼育に手間もかからないため、ペットとして非常に人気の動物です。
ハムスターは、どんな種類でも基本的にトイレの場所を覚えるのが早く、飼い主を困らせることはほとんどありません。
ここでは、ジャンガリアンハムスターにトイレをしつける方法をはじめ、トイレに関するアレコレを紹介していきたいと思います。
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野生で暮らすジャンガリアンハムスターのトイレ事情
ペットとして有名なジャンガリアンハムスターですが、実は野生にも存在します。
野生のジャンガリアンハムスターは単独行動を好み、地面に巣穴を掘って生活します。
地面の巣穴には、いくつもの部屋を作り、その中にはトイレ専用の部屋もあります。
トイレの部屋を決めることで、他の部屋を衛生的に保ち、汚さないようにしているのです。
このことからも、ハムスターは綺麗好きで頭が良いと推測でき、ペットとして飼いやすいということがわかります。
また、野生のハムスターは、天敵から身を守るため、ニオイを残さないように一度決めた場所以外ではおしっこをしないようにしています。
ジャンガリアンハムスターに必要なトイレ用品
ジャンガリアンハムスターの住処となるケージの中には、必ずトイレが必要です。
トイレを選ぶ際の最大のポイントは「大きさ」です。
大きすぎると寝床と勘違いすることもあり、小さすぎると入ることすらできません。
大きさに気をつけて、ジャンガリアンハムスターにピッタリのトイレを選んであげましょう。
- トイレ本体
トイレの容器には、プラスチック製か陶器製のものがあります。
大型のハムスターだと、プラスチック製のトイレをひっくり返す危険性がありますが、小型のジャンガリアンハムスターならその心配はないでしょう。
トイレの大きさは、ハムスターが入った時に上下左右に1センチほどの余裕があるものを選びましょう。
また、トイレで遊ぶハムスターもいるため、中の砂が飛び散らないように、屋根付きのトイレもおすすめです。 - トイレの砂
トイレの砂は、固まらないものを選ぶと良いでしょう。
固まるタイプの砂だと、ハムスターが食べてしまう可能性があります。
砂がなければ、新聞紙やティッシュペーパーでの代用も可能ですが、いずれにしても1センチくらいの厚みを持たせるようにしましょう。
また、トイレの砂は、こまめな掃除が必要です。、新聞紙やティッシュペーパーで代用することもできます。
ジャンガリアンハムスターにトイレをしつける方法
ジャンガリアンハムスターは、目が悪いため、鼻と耳で環境を確認しながら生きています。
そのため、トイレをしつけるためのポイントは、鼻(ニオイ)にあります。
野生では、トイレと寝床は別々の部屋になります。
そのため、トイレは巣箱やエサ箱とは離した位置に置くのがおすすめです。
また、ケージの中がゴチャゴチャしていると、トイレを覚えにくくなるため、トイレを覚えるまではなるべく道具を置き過ぎないように注意しましょう。
ジャンガリアンハムスターがトイレを嫌がる理由
ジャンガリアンハムスターは、臆病な性格のため、人の出入りが激しく騒音が気になるような部屋では、怖がって巣箱から出てこなくなってしまいます。
そうなると、巣箱がトイレになってしまいます。
落ち着いて巣箱から出てこれるようにするためには、静かな環境を用意してあげる必要があります。
飼いはじめたばかりのジャンガリアンハムスターは、放っておくことも大切です。
慣れるまでは、頻繁に覗き込んだり触ったりせず、そっと見守るように心がけましょう。
ただし、今まではトイレでおしっこをしていたのに、急にしなくなった場合は何か他の理由が考えられます。
何らかの不安を抱いている可能性があるので、飼育環境の見直しが必要です。
例えば、もう1匹別のハムスターを飼い始めたりすると、ケージが別々でもニオイが気になってしまいます。
ハムスターは、縄張り意識が強いため、周囲のハムスターのニオイを消すために、至る所におしっこをするようになります。
また、トイレの場所を急に変えた場合、迷子になってしまうこともあります。
ハムスターは、基本的に綺麗好きです。
そのため、トイレ掃除をサボって汚いままの状態にしていると、嫌がって近寄らなくなってしまいます。
ジャンガリアンハムスターのトイレ掃除の仕方
ジャンガリアンハムスターは、綺麗好きな生き物です。
汚いトイレには寄り付かなくなってしまうこともあるので、1日に1回は必ず掃除をしましょう。
ハムスターは1日5回以上はおしっこをします。
おしっこの形跡を見つけたら、できる限りすぐに取り除くことが大切です。
トイレ掃除の方法は、おしっこが付いた部分の砂をスコップですくうだけです。
この時に注意したいのが、すべてのおしっこを取り除かないということです。
綺麗好きだからといって、すべての砂を取り除いてしまうと、おしっこのニオイがなくなり、トイレの場所を忘れてしまうこともあります。
また、気持ちが落ち着かなくなって、様々な場所におしっこをしてしまう可能性もあるので、少量の汚れた砂を残しておいてあげましょう。
普段は砂をすくうだけの掃除で良いですが、1ヵ月に1回を目安に、トイレの容器を水洗いすることも忘れずに行いましょう。
ジャンガリアンハムスターのトイレは、基本的におしっこをするだけです。
ウンチにはニオイがほとんどないため、しつけることができません。
ケージの至る所にウンチをしてしまうので、週に1度は汚れが床材を取り替えるようにしてあげましょう。
汚れがケージは、衛生的にも良くないだけでなく、綺麗好きのハムスターにストレスを与えてしまいます。