基本的なハムスターの飼い方でジャンガリアンも大丈夫です。

ハムスターの飼い方は基本的にはどの種類でも同様です。基本の飼い方を知っておくとジャンガリアンハムスターもゴールデンハムスターも飼うことができます。ただ、ハムスターの大きさに合わせてケージや回し車などの大きさを選ぶ必要があります。ジャンガリアンハムスターの寿命は2~3年程度と長くはありませんが、元気に長生きしてもらえるように快適な環境を用意して上手にお世話してあげましょう。

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ジャンガリアンハムスターの飼い方の第一歩は快適な住居作りです。

ジャンガリアンハムスターを飼うと決めたら、まずは住まいを用意してあげる必要があります。

「住まいを準備してあとはジャンガリアンハムスターを入れるだけ」という状態になってから連れて来て入れてあげるとよいでしょう。
ジャンガリアンハムスターは臆病な生き物です。更に環境が変わるときは大変なストレスを受けてしまいます。自宅へ連れて来てから飼育ケージのセッティングをガチャガチャとしているとジャンガリアンハムスターに大きな不安とストレスを与えてしまうことになります。
自宅へ招き入れがスムーズに行えると、早く環境に慣れてなつくのも早くなることでしょう。

ゆとりのある大きさの飼育ケージを用意する。

ジャンガリアンハムスターの飼育ケースとしては金網タイプよりもプラスチックのタイプをおすすめします。金網タイプは夏は熱がこもらずよいのですが、手足を挟む事故が起こったり金網をかじったり、外部の音が伝わりやすいというデメリットがあります。

プラスチックのタイプは熱い時に熱がこもりやすいというデメリットはありますが「怪我の心配がなく外部の音が伝わりづらい。洗いやすい。ジャンガリアンハムスターがかじらない。中が見やすい。」などとメリットが多いのです。

飼育ケージの大きさは床面が30cm×25cm程度で高さが25cm程度を最小の目安として選びましょう。

ジャンガリアンハムスターでも個体差があり身体が大きくなると狭くなってしまうので、置き場所等にゆとりがある場合にはできるだけ大きいケージを選ぶとよいでしょう。
ハムスターの飼育ケージとしてトンネルがあったり二階建ての家になっているようなものもありますが、あまり複雑だとハムスターが活動していて思わぬ怪我をしてしまう場合があるので、シンプルな形のケージをおすすめします。

回し車

ハムスターはたくさん走る生き物なので回し車も必須です。身体に対して大きすぎたり小さすぎると使用しない場合があったり、使用していて怪我をしたり身体を悪くしてしまう場合があります。身体にあったサイズの回し車を選んであげましょう。
ハムスターの種類で大体大きさが決まってくるので、購入するときにはジャンガリアンハムスター用のものを選ぶとよいでしょう。
また、ハムスターは夜間の行動するので寝ている間に回し車の音が気になる場合があります。サイレンとタイプの回し車を選ぶと安心です。
回し車を利用している様子をよく観察して、飼っているハムスターにサイズが合っているかどうか、身体が挟まって怪我をしたりする場所がないかを確認しましょう。

ジャンガリアンハムスターが快適に過ごせるように敷材を敷き詰めます。

ケージを用意したら底全体に敷材を入れます。
ジャンガリアンハムスターがもぐって身体をすっぽりと隠せるくらいたっぷりと入れてあげましょう。
特に自宅にやってきたばかりのジャンガリアンハムスターはまだ環境に慣れていないので、しっかりと身を隠して安心できるようにするためにも大切です。

敷材には次の種類があります。

  • 紙製
    吸水性がよいのでおしっこをした場合にその部分の敷材だけを容易に除去することができます。そのためケージ内を清潔に保ちやすくなります。
  • 木製
    木なので自然の環境に近くなります。ただ、非常に数は少ないのですがハムスターがアレルギーを起こす場合があります。ハムスターがくしゃみをしたりする場合には紙製の敷材に変えてみるとよいでしょう。
  • 牧草
    牧草なので食べてしまっても問題ありません。ハムスターは排泄物の処理を速やかにしておくと殆ど臭いませんが、それでも気になるという場合には牧草の香りがかき消してくれるのでおすすめです。
  • その他
    ちり紙も好きです。自分でちぎってふわふわにして利用するハムスターがいるようです。

敷材を口に入れることがあるので、インクがついているという点で新聞紙はおすすめできません。
布類は絡まって怪我をしたり生命に危険を及ぼす可能性があるので入れないように注意が必要です。

基本的なハムスターの飼い方として欠かせない必須アイテムを揃えます。

ハムスターのケージが整ったら次のアイテムも設置してあげましょう。

  • エサ入れ
    ハムスターが乗ったりしてもひっくり返らないように陶器など重みのある物を選びましょう。ひっくり返ってハムスターが怪我をしないように、ハムスター専用のエサ入れの使用をおすすめします。
  • 吸水器
    筒に口を付けて呑めるタイプの吸水器をおすすめします。お皿に入れて地面に置いておくと敷材が濡れて不衛生になってしまいます。
    初めて使用するハムスターで使用する様子が見られない場合には水が出てくるところを見せて、水が入っていることを教えてあげましょう。
    エサ入れの近くに設置します。
  • トイレ
    ハムスター専用のトイレに砂を入れて設置します。エサ入れからできるだけ離れた場所に置きましょう。

ジャンガリアンハムスターのエサ

ジャンガリアンハムスターが健康に過ごせるようにエサ選びは重要です。

  • 基本的に食事はペレットだけにするのがおすすめです。
    ペレットはそれだけで健康が保てるように栄養バランスを考えて作られています。様々な食品を組み合わせて与えるのは大変で、必要な栄養は人間とは異なるのでハムスターに合わせたエサを自分で考えて与えるのは難しいでしょう。そのためペレットだけを与える事をおすすめします。
  • おやつは適量を守ってあげましょう。
    人間と同じでおやつを食べすぎると身体によいことはありません。適量を毎日同じ時間にあげるようにするとよいでしょう。
    ジャンガリアンハムスターのおやつとしてはひまわりの種やクルミ、ミルワームがおすすめです。果物や野菜も食べますが、水分を摂り過ぎて下痢をすると命に関わる場合もあるので注意が必要です。
  • 与えてはいけない食べ物
    チョコレート、玉ねぎ、ニンニク、ニラ、コーヒーは絶対に与えないようにしましょう。中毒を起こして生命の危機に繋がる可能性があります。

ジャンガリアンハムスターの基本的な飼い方(お世話)

飼育設備の用意ができたらジャンガリアンハムスターを迎えて、清潔な環境を保ちお世話してあげましょう。

毎日するお世話

  • 排泄物の清掃
    排泄物は毎日取り除いてケージ内を清潔に保ちましょう。敷材にしている場合にはその部分を取り除きます。トイレを覚えていない場合にはおしっこのついた敷材をトイレに入れてにおいを付けておくと覚えます。
  • エサを与える
    ハムスターは夜に活動するので、夕方頃にエサを入れてあげるとよいでしょう。前日の残りは捨てて新しいエサを入れてあげましょう。
  • 水を取り替える
    水は毎日取り替えて新鮮なものを与えます。

1週間に1度敷材を全て交換します。1ヶ月に1度飼育ケースを水洗いします。
ジャンガリアンハムスターは自分の匂いがなくなると不安を感じるので、敷材は古い物を少し残しておいて混ぜ込んであげることをおすすめします。
また、飼育ケースを洗う時には洗剤を使用しないようにしましょう。水かぬるま湯で濡らしてスポンジで軽く擦る程度で十分です。

ハムスターはけして洗ってはいけません。身体が濡れると体温が低下して生命に危険を及ぼす可能性があります。汚れている部分がある場合には濡らして硬く絞ったタオルで拭きとってあげましょう。