【キンクマハムスター】正しい飼い方と気をつけるべきポイント

ペットショップに数多くいるハムスターの中でも、とりわけ可愛くて人気があるのが「キンクマハムスター」です。
キンクマハムスターを上手に飼育するためには、その性格や特徴をよく理解しておく必要があります。
動物を飼うということは、その命に責任を持つということです。
ここでは、キンクマハムスターの正しい飼い方と注意点について紹介します。

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品種改良で誕生!野生には存在しないキンクマハムスター

キンクマハムスターは、ゴールデンハムスターを品種改良して誕生しました。

杏色の毛色が特徴的で、耳の内側が黒っぽくなっている可愛らしいハムスターです。ゴールデンハムスターが元になっているため、体長は20センチほどとハムスターの中では大きめで、ふっくらと丸いフォルムをしています。性格は大人しくて温和なため、ペットとして飼いやすく人気があります。

また、賢いハムスターのため、トイレを覚えるのも早く、掃除をする飼い主としては嬉しい限りです。

ハムスターは、大きな鳴き声で人を困らせることもなく、夜行性のため昼間のお世話の心配もなく、犬や猫に比べて、一人暮らしの女性でも飼いやすいペットです。

キンクマハムスターの正しい飼い方【ケージ選び】

キンクマハムスターを飼うためには、キンクマハムスターのお家となるケージを用意してあげる必要があります。

キンクマハムスターは、ハムスターの種類の中では比較的大型です。

理想的なケージのサイズは、幅60センチ、奥行き45センチ、高さ30センチ程です。

ケージが狭いと運動不足になったり、ストレスが溜りやすくなってしまいます。

ただし、広すぎても落ち着かず、トイレの場所を忘れてしまうこともあるので、丁度良いサイズを選びましょう。

ケージには、プラスチックタイプのものと金網タイプのものがあります。

金網タイプのものは通気性は良いですが、ハムスターが手や足を挟みやすく、怪我をしてしまう可能性があるので、注意して見守ってあげる必要があります。

プラスチックタイプのものは、怪我の心配は少ないですが、通気性が悪いというデメリットがあるので、飼い主が換気に気をつけてあげなければなりません。

また、キンクマハムスターは頭が良いため、脱走も得意としています。

脱走していなくなってしまわないように、ケージには鍵をかけるなど、細心の注意を払いましょう。

キンクマハムスターの正しい飼い方【食事について】

キンクマハムスターの主食は、ハムスター用のエサとして売られているペレットがおすすめです。

ペレットは腐りにくいため、一度に全部食べ切れなくても捨てる必要はありません。主食のペレットの他に、副食として野菜や果物をあたえましょう。水分の多すぎる野菜は下痢の原因になるので、ニンジンやキャベツなど、固めの野菜がおすすめです。

ハムスターの食事として真っ先に思い浮かぶのは「ひまわりの種」ですが、与えすぎに注意が必要です。

ひまわりの種は脂肪分が多いため、肥満の原因や偏食の原因になってしまいます。

また、動物が生きていく上で絶対に欠かせないのが「水」です。

ケージには必ず給水器を設置し、いつでも水を飲める環境を整えておいてあげましょう。

給水器の水は、1日1回は必ず交換します。

夏場などの暑い日は、1日2回ほど交換してあげると良いでしょう。

キンクマハムスターの正しい飼い方【日常生活】

ハムスターは夜行性の生き物のため、キンクマハムスターも飼い主が寝ている夜の間に活発に動いています。

そのため、昼間は寝ていることも多く、飼い主にとってはつまらない状況かもしれません。

ですが、キンクマハムスターの睡眠を邪魔することはNGです。

キンクマハムスターとの信頼関係を築くためには、ハムスターの生活スタイルを崩してはいけません。

十分に寝かせてあげることで、健康で元気なハムスターに育ちます。

昼間に起きている時間は、運動や気分転換のためにお散歩をさせてあげましょう。

お散歩といっても、もちろん室内でOKです。

ケージの外に出し、部屋の中を散歩させてあげます。電源コードをかじられたり、ハムスターを見失ってしまわないように、常に監視しながら散歩させましょう。心配な場合は、囲いを作ったり、専用のサークルを購入することがおすすめです。

実は強いキンクマハムスター!飼い方の注意点

ハムスターという動物は、野生では単独行動を基本としています。

そのため、多頭飼いをしてしまうとストレスが溜まってしまいます。

同じケージに2匹のキンクマハムスターを住まわせてしまうと、必ずと言っていいほど喧嘩になります。

普段は温和なキンクマハムスターですが、実は縄張り意識が強く、闘争心も強いという本能を持っています。

寝床やエサの奪い合いなどで喧嘩が勃発してしまうと、まるで殺し合いのような激しい喧嘩に発展してしまいます。

ハムスターを診察できる動物病院は少ないため、ちょっとした怪我が命取りになる可能性もあります。

どちらかが命を落としてしまったり、大怪我をしてしまう可能性もあるので、1匹ずつケージを分けるようにしましょう。

ハムスターは、野生の中では肉食動物から身を隠して生きる動物のため、体調の悪さや怪我などを周りに隠す性質を持っています。

そのため、体調の変化は、飼い主が敏感に感じ取ってあげる必要があります。

抜け毛の様子、便の調子、歩き方の変化など、日頃から注意深く観察してあげましょう。

キンクマハムスターの平均寿命は、3年程と非常に短いです。短い一生を幸せに暮らしてもらうために、愛情を持ってキンクマハムスターを育ててあげましょう。