ペットショップに数多くいるハムスターの中でも、とりわけ可愛くて人気があるのが「キンクマハムスター」です。
キンクマハムスターを上手に飼育するためには、その性格や特徴をよく理解しておく必要があります。
動物を飼うということは、その命に責任を持つということです。
ここでは、キンクマハムスターの正しい飼い方と注意点について紹介します。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
キンクマハムスターの飼い方と注意点、ハムスター選びのポイント
ペットショップで人気のハムスター、中でも人気のキンクマハムスターの飼い方について知っていますか?...
キンクマハムスターの平均体重。でもオーバーしても肥満ではない
コロンとした愛らしい姿のキンクマハムスター。ハムスターの中では大きな品種ではありますが、体重の増...
ハムスターの寿命は2~3年でキンクマハムスターは3年程度です
ペットとして販売されるハムスターは5種類います。そのうちの4種類がジャンガリアンハムスターなど小型の...
スポンサーリンク
品種改良で誕生!野生には存在しないキンクマハムスター
キンクマハムスターは、ゴールデンハムスターを品種改良して誕生しました。
また、賢いハムスターのため、トイレを覚えるのも早く、掃除をする飼い主としては嬉しい限りです。
ハムスターは、大きな鳴き声で人を困らせることもなく、夜行性のため昼間のお世話の心配もなく、犬や猫に比べて、一人暮らしの女性でも飼いやすいペットです。
キンクマハムスターの正しい飼い方【ケージ選び】
キンクマハムスターを飼うためには、キンクマハムスターのお家となるケージを用意してあげる必要があります。
キンクマハムスターは、ハムスターの種類の中では比較的大型です。
理想的なケージのサイズは、幅60センチ、奥行き45センチ、高さ30センチ程です。
ケージが狭いと運動不足になったり、ストレスが溜りやすくなってしまいます。
ただし、広すぎても落ち着かず、トイレの場所を忘れてしまうこともあるので、丁度良いサイズを選びましょう。
ケージには、プラスチックタイプのものと金網タイプのものがあります。
金網タイプのものは通気性は良いですが、ハムスターが手や足を挟みやすく、怪我をしてしまう可能性があるので、注意して見守ってあげる必要があります。
プラスチックタイプのものは、怪我の心配は少ないですが、通気性が悪いというデメリットがあるので、飼い主が換気に気をつけてあげなければなりません。
また、キンクマハムスターは頭が良いため、脱走も得意としています。
脱走していなくなってしまわないように、ケージには鍵をかけるなど、細心の注意を払いましょう。
キンクマハムスターの正しい飼い方【食事について】
キンクマハムスターの主食は、ハムスター用のエサとして売られているペレットがおすすめです。
ハムスターの食事として真っ先に思い浮かぶのは「ひまわりの種」ですが、与えすぎに注意が必要です。
ひまわりの種は脂肪分が多いため、肥満の原因や偏食の原因になってしまいます。
また、動物が生きていく上で絶対に欠かせないのが「水」です。
ケージには必ず給水器を設置し、いつでも水を飲める環境を整えておいてあげましょう。
給水器の水は、1日1回は必ず交換します。
夏場などの暑い日は、1日2回ほど交換してあげると良いでしょう。
キンクマハムスターの正しい飼い方【日常生活】
ハムスターは夜行性の生き物のため、キンクマハムスターも飼い主が寝ている夜の間に活発に動いています。
そのため、昼間は寝ていることも多く、飼い主にとってはつまらない状況かもしれません。
ですが、キンクマハムスターの睡眠を邪魔することはNGです。
キンクマハムスターとの信頼関係を築くためには、ハムスターの生活スタイルを崩してはいけません。
十分に寝かせてあげることで、健康で元気なハムスターに育ちます。
昼間に起きている時間は、運動や気分転換のためにお散歩をさせてあげましょう。
お散歩といっても、もちろん室内でOKです。
実は強いキンクマハムスター!飼い方の注意点
ハムスターという動物は、野生では単独行動を基本としています。
そのため、多頭飼いをしてしまうとストレスが溜まってしまいます。
同じケージに2匹のキンクマハムスターを住まわせてしまうと、必ずと言っていいほど喧嘩になります。
普段は温和なキンクマハムスターですが、実は縄張り意識が強く、闘争心も強いという本能を持っています。
寝床やエサの奪い合いなどで喧嘩が勃発してしまうと、まるで殺し合いのような激しい喧嘩に発展してしまいます。
ハムスターを診察できる動物病院は少ないため、ちょっとした怪我が命取りになる可能性もあります。
どちらかが命を落としてしまったり、大怪我をしてしまう可能性もあるので、1匹ずつケージを分けるようにしましょう。
ハムスターは、野生の中では肉食動物から身を隠して生きる動物のため、体調の悪さや怪我などを周りに隠す性質を持っています。
そのため、体調の変化は、飼い主が敏感に感じ取ってあげる必要があります。
抜け毛の様子、便の調子、歩き方の変化など、日頃から注意深く観察してあげましょう。