ハムスターは飼育がしやすい動物だと聞きますが、いざペットとして飼育をするとなると、どのようなお世話が必要なのか、詳しいお世話方法が気になることでしょう。
そこでここでは毎日のお世話の方法、そして定期的に行うお世話の方法、季節ごとに注意が必要なお世話についてもご紹介をいたします。
またハムスターを迎え入れる際にやってはいけないことについてもご紹介をしていますので、ぜひ参考になさってください。
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毎日行う必要があるハムスターのお世話について
ハムスターは飼育しやすい動物と耳にしますが、基本の毎日のお世話は他の動物と変わりがありません。
餌と水
ハムスターのお餌は一日一回、餌入れに一日で食べられる量だけ入れてあげてください。多すぎると巣箱に持ち込んだり、床材の下に溜め込んだりと衛生上によくありません。
また水も毎日交換をして、きれいなお水にしてあげましょう。給水器を使っている方は、水がきちんと出るか毎日のチェックも欠かさずに行ってください。
トイレ
ハムスターはトイレを覚える子が多く、おしっこは同じ場所で用を足します。ケージの角などにする子が多いので、トイレとトイレ用の砂を設置し、毎日汚れた砂や床材などを取り除いてあげましょう。うんちはニオイが少ないですが、おしっこはニオイの元となります。衛生上だけでなくニオイ対策にもなりますので、毎日の日課にしてください。
ちなみにおしっこは同じ場所ですることが多いハムスターですが、体の構造上うんちをトイレですることは難しく、ケージの至るところでしてしまいます。うんちもトイレ同様毎日できる限り取り除き、床材を清潔に保つようにしましょう。
月に一度行うと良いハムスターのお世話、ケージ全体の掃除
ハムスターのお世話は、毎日のお世話と定期的なお世話に分かれます。毎日のお世話は上記したとおりですが、月に一度、半月に一度はケージをまるごときれいにしてあげることが必要です。
餌入れや巣箱、回し車やケージ本体などを、いつも使用しているハムスターの小屋の中、全体を洗ってきれいにしましょう
床材もこのタイミングですべてをきれいにするのが好ましいですが、ニオイのついていないケージにハムスターが不安を抱えるようでしたら、比較的きれいな床材を少しだけのこし、巣箱などの下に敷いてあげると安心ができます。
ケージを掃除している間のハムスターの居場所についてですが、ハムスターが脱走できないような高さのある入れ物などを使う、散歩用のサークルを利用するなどの方法があります。短時間の居場所の確保なら、大きめの蓋がついた昆虫用の入れ物なども活用できます。もちろん使用する場合は、空気孔があることは必ず確認をしてください。
季節によって注意してあげたいハムスターのお世話
ハムスターを飼育する際には、季節ごとのお世話にも注意をしなくてはいけません。
夏や冬は特に部屋の温度に注意をしてお世話をしましょう
動物を飼育する際には、その動物に合った適温が絶対条件です。ハムスターの場合は寒さにも暑さにも弱く、私達が過ごすことができる温度が適温とされています。
ハムスターを飼育する部屋は常時20度から25度くらいの温度を保つこと
それができない場合はペット用のヒーターや冷却グッズを使用して、ハムスターの快適な空間を作る事が必要です。
ハムスターのストレス発散も大切なお世話の一つ
ハムスターは意外とストレスをためやすい動物。お世話が大変なところをあげるとするならば、ここがポイントだと言っても過言ではありません。
ではどのようなところをストレスだと感じるのか。
まずは運動が十分にできるかどうかです
昼間は静かに巣箱で過ごすハムスターですが、夜は活発に運動をします。回し車を使って、またケージの中も自由に走り回ります。
このような運動が十分にできないとハムスターはストレスを感じてしまうことでしょう。
またハムスターがお家や飼い主さんに慣れてきたら、ケージの中だけでなく、部屋の中も散歩をさせてあげると喜びます。
ハムスターをお家に迎え入れる際にやってはいけないこと
小さくて可愛いハムスター、ペットショップで丸まって眠る姿などを見ると、1匹だけでなく数匹飼育したいと思ってしまう方も少なくありません。
一つのケージで数匹飼育ができるのは縄張り意識が育つ前の赤ちゃんハムスターだけ
大きくなったハムスターを同じケージで育てることはできません。縄張りを確保するために命に関わるような争いを引き起こしてしまいます。どうしても多頭飼育をしたいばあいは1匹に1つのケージを用意すること。決して同じケージでの飼育はしないことです。
ハムスターは自然界ではいつも他の動物に狙われる動物
そのためとっても臆病で慎重です。お家に来たばかりの頃は、とにかく静かにしてあげること。慣れるまで必要最低限のお世話しかしてはいけません。可愛いハムスターを触りたい覗きたい、そんな気持ちは十分に理解ができますが、ハムスターにとってはストレスそのものとなるため、飼育環境に慣れるまで、しばらく待つことが必要となります。